男子禁制☆峰なゆかのヒミツの更衣室『2度目のデートがない』

　彼女の美しさは天鵞絨の瞳、花咲く小枝、云々といった言葉じゃ言い表せない。勝利の花飾りにも匹敵する腰まわり。足取りは世界を美しく彩っていることを自覚している証。その名を唱えるときにはそっと声をひそめなくてはいけない。フェルミナ・マルケス。
　男子校に突然あらわれた一人の少女は、その希少価値によって若さと美貌がいっそう引き立ちます。
　ボス格のサントスも、優等生のジョアニーも、あらくれもののドゥモワゼルも、みんなフェルミナと二人の時間をもちたくって仕方ない。彼女が男達に与えるメリットは、絶対的で絶大です。
　それでは彼女は、自分を慕う男達の前に現れることで、どんなメリットを得ていたのでしょうか。何を犠牲に、どんなデメリットを忌諱して？