焼肉をおいしく食べるために知っておきたいNG例/ゆで卵の殻をツルッとむく方法①

暮らし

公開日:2020/8/24

思い通りの固さでゆで卵をつくる方法、パサパサにならない肉のゆで方…今さら人に聞きづらい「料理のマル秘常識」が大集合。
知ると今日からすぐ料理の出来栄えがぐっと良くなるような豆知識を紹介。『ゆで卵の殻をツルッとむく方法』(ホームライフ取材班/青春出版社)からの試し読みです。

焼肉はその場で引っくり返さない

●場所を移動させないと脂臭くなる!

 炭火の上にのせた焼き網で、カルビやロース肉を好みの焼き加減で火を通す。焼肉専門店で食べる焼肉は格別だ。これに対して、家で作る焼肉はどうにもまずい……。

 こう思っている人は少なくないだろう。

 波型プレートつきのホットプレートがあるのなら、それほど不満はないかもしれない。しかし、平面プレートのみ、あるいはホットプレート自体がなくてフライパンで焼くしかない場合、焼肉専門店よりも格段と落ちる焼き上がりになりやすい。

 極上とは到底いえない焼肉になるのは、脂臭くなってしまうのが大きな原因だ。店で網焼きをすると、余分な脂は下にポタポタ落ちる。また波型プレートなら脂が下にたまり、ギトギトになるのをある程度防ぐことができる。

 けれども、平面プレートやフライパンで焼くと、肉からにじみ出た脂につかるようにして熱せられるため、どうしても焼き上がりが脂っぽくなってしまう。では、おいしく焼くのは無理かといえば、そんなことはない。

 コツは簡単。引っくり返すときに、空いている場所に肉を移動するだけだ。こうすれば、余分な脂がまとわりつかないので、すっきりした味わいの焼肉になる。落ちた脂はキッチンペーパーで拭き取れば、新しい肉を焼いても脂っぽくならない。

 大きくないフライパンの場合、一度に大量の肉を焼くことはできないが、焼肉は短時間で焼き上がる料理。何度かに分けて調理し、焼きたてを食べるようにしよう。

【次回に続く】