お金を増やすために、手法より大切なことって? 投資で挫折するのは○○を分かっていないからだった…/サラリーマンは寝ながらお金を増やしなさい②

ビジネス

公開日:2020/9/24

「お金を増やす」仕組みを作って、投資で毎年1000万円の不労所得を目指そう! 投資に才能や努力は必要ありません。必要なのは、自分に合ったお金を増やす方法です。不労所得の入門書から、著者が実体験で得た「お金を増やすためのマインド」をご紹介します。

サラリーマンは寝ながらお金を増やしなさい
『サラリーマンは寝ながらお金を増やしなさい』(加藤鷹幸/秀和システム)

自己分析を制するものがお金を制す

「さっそく始めるね! お金を増やす手法も大切だけども、それ以上に大切なことがあるんだよ」

「えっ! 手法を教えてくれるんじゃないの?」

 ノウハウを知って、後はトンズラしようと思っていた私は、面食らいました。

「お金を増やす基礎にあるのは、自分を知ることなんだよ」

 大神くんが言うには、自分を知らずにお金を増やそうとすると、自分の性格とマッチしていない手法に手を出して失敗したり、一時的にお金を増やすことができても、すぐに使ってしまって増やした意味がなくなるのだそうです。

 大神くんの叔父さんは、今までに頑張っても頑張っても自分にマッチしていない手法のためにお金が増えない人や、せっかくお金が増えても散財してダメになった人をたくさん見てきたそうです。

「まず大切なことは、冷静に自分を見つめることなんだ! 鷹幸くんは就職をしているから、就職活動や入社後に自己分析はしたことあるよね?」

「もちろんあるよ! 結構な回数した気がするよ……」

「鷹幸くんは免許もってたっけ? 免許をとる時に、適性試験を受けなかった?」

「確か、受けたような気がする……。大学のときだから、半分忘れたよ」

「就職活動のときの自己分析と免許をとる時の適性試験を見比べると、恐ろしい結果があるのは知ってるかな?」

 正直に言って、わからなかったのですが知ったふりをして、

「ああ、あれね! 同じ人でも性格が変わるってやつだよね!」

 私は当てずっぽうで答えてみました。

「さすがだね。よく知ってるね」

「免許をとる時は、正直に回答する人が多いんだけども、就職活動だと自分を偽る人が多いんだよ。それで同じ人で見比べると二重人格のようになるって話だよね……」

「そうそう。有名だよね!」

 内心、ほっとしながらも、私は知ったかぶりがバレないように、気丈に振る舞うことに必死でした。

 大神くんが言うには、学生時代に取得する自動車免許の場合は、よく考えずに運転適性のマークシートに記入するから、その人の本当の性格がわかるそうです。

 しかし、就職活動のときの自己分析やSPIは、真面目で仕事を頑張るキャラでマークシートにチェックする人がほとんどだそうです。会社が求めるキャラに合わせる傾向が日本人には強いということですね。ゴールである就職というアメがぶら下がった状態だと、人間は欲に負けて自分の性格さえよく見せようと捻じ曲げるのです。

 おっしゃる通りです。私も就職活動のときの自己分析では、完全に自分の性格を捻じ曲げて会社に合った感じにしていました。

 当時の回答は、

・何事も諦めないほうだ
→大いにYES

・リーダーシップがあるほうだ
→大いにYES

・周囲を気遣うほうだ
→大いにYES

・協調性があるほうだ
→大いにYES

・新聞を毎日読む
→大いにYES

しかし、実際には、

・何事も諦めないほうだ
→1分やってできないことは諦める

・リーダーシップがあるほうだ
→誰かにお任せしたい

・周囲を気遣うほうだ
→自分が気遣いされたい

・協調性があるほうだ
→自分さえ良ければそれで良い

・新聞を毎日読む
→たまにスポーツ新聞なら

というように、まったくの逆だったんです。大神くんの言う通りに改めて自己分析をしてみました。

 すると、私という人間は

・他人任せ
・他人になんとかしてもらいたい
・自分は動きたくない
・他人から称賛されたい
・異性から注目を浴びたい

と言うことがわかってきました。

 就活では、自己分析を偽っている人が多いと思います。だって、就職しないとおかしいと言われる世の中です。大学の同級生は、ほとんど就職しますからね。働きたくないけど、お金だけ欲しいと言ったら落ちますから。

 当時の私のように、生活のために自分を偽ってまで働いている人は多いと思います。

「さっき僕に教えてくれた鷹幸くんがトライしたお金の増やし方、もう一度見てみようよ!」

 私が実践したお金の増やし方を改めて、大神くんと一緒に見てみました。

・せどり
→調べたり、梱包したり、購入者とやり取りがある時点で面倒で無理。

・ブログ
→文字を書くのは面倒で無理。

・アフィリエイト
→文字を書くのも嫌いなのに、サイトを作るなんて到底無理。

・アンケートモニター
→興味ないので無理。

・ネットワークビジネス
→人を見つけるのが面倒で無理。

・薬の治験
→健康第一なので無理。

・覆面モニター
→食べるだけでいいなら良いが、レポート提出は面倒なので無理。

・FXのデイトレード
→我慢強くタイミングを待つことができないので無理。

・株のデイトレード
→企業研究は興味ないので、無理。

「どれも合ってないね……。自己分析の大切さは、ここなんだよ! 自分の性格に合っていない手法でお金を増やそうとしても時間がかかるか、身になる前に挫折するかで意味がないんだ!」

「自分を変に偽って会社で働いているから、自分がどんな性格だったのか、それさえ忘れていたよ……」

 結果として、副業や実践した投資がうまく行かないのは当たり前で、自分で考えて動きたくないのが本当の私だったのです。

 あなたも一度、素直で真っ白な気持ちで自己分析してみることをおすすめします。

「これで鷹幸くんの性格がわかったよね! 高校時代から変わってないよね(笑)。どんな方法なら、鷹幸くんらしくお金を増やせると思う?」

「自分は動かずに、勝手にお金が入ってきてほしいな。お金が勝手に働いてくれて、新しいお金を連れてきてほしい」

 私は素直な気持ちの発言だったので、偽ることの後ろめたさがなく、さわやかな気持ちで答えることができました。

「素晴らしい回答だね! 実は僕も自己分析したら、鷹幸くんとほとんど変わらない結果だったんだよね(笑)。自分の心に素直になると気分が晴れやかになるよね! 顔つきがさっきまでとぜんぜん違うよ!」

 鏡に写った自分の顔は、今までの人生で一番清々しい顔でした。

 この自己分析で、私の方針は決まりました。

『自動化』です。自分はできる限り動かずに、自動的に環境が変わって自分の居心地が良い状態になれば良いなと思ったんです。舞台で主人公は立ったままの状態で、背景だけが変わる感じに近いですね。

 別の言い方をすれば『動く歩道』に乗っかってる状態です。

 動く歩道とは、水平型エスカレーターのことです。目的地まで勝手に私を運んでくれるあの歩道です。山手線の恵比寿駅から恵比寿ガーデンプレイスにつながる『動く歩道』を初めて見たときは、感動したことを覚えています。

 迷うことも自分で考えることもなく、乗っているだけで自動的に目的地まで私を運んでくれます。ということは、私が常に快適な状態で維持できる『動く歩道』を作れば、人生は茨の道から一気にバラ色です。

「『動く歩道』とはうまいこと言うね! 鷹幸くんはお金を増やすセンスあるね!」

 そう言われて、私は照れ笑いをしました。

<第3回に続く>

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この記事で紹介した書籍ほか

サラリーマンは寝ながらお金を増やしなさい

著:
出版社:
秀和システム
発売日:
ISBN:
9784798060903