「マスク」もストレスに? コロナ禍で「うつ状態」になっていないか、チェックリストで確認しよう/かからない大百科②

健康・美容

公開日:2020/9/27

コロナ禍の「巣ごもり生活」で、心身ともに健康を保つための生活習慣とは? 『ホンマでっか!? TV』『世界一受けたい授業』などにも出演した疲労外来ドクターが、本当に正しい予防対策をわかりやすく解説。今すぐできる61の対策法から、一部をご紹介します。

かからない大百科
『かからない大百科 – 女性専門の疲労外来ドクターが教える本当に正しい予防対策61 – 』(工藤孝文/ワニブックス)

「マスクうつ」現象。マスクであなたの無感情化がすすむ!?

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無表情→無感情でうつを引き起こす

 私たちはコミュニケーションを図る上で、言葉や表情を使って自分の感情や意図を伝え、さらに相手の感情も読み取っています。同時に、人と話したり、笑ったりすることで自然と口角が上がり、幸せホルモンのオキシトシンが分泌されています。

 しかし、コロナ渦(か)で外出時はマスクをつけるようになり、表情を作る機会が激減したことで、感情までもが動きにくくなってしまいます。すると笑う回数も激減してオキシトシンの分泌が減り、結果的にマスクうつを招いてしまうのです。

マスクのせいで相手の感情も読めない?

 さらに、マスクは表情を隠してしまうため、相手の感情も読み取りにくくなります。目元しか見えないので冷たい印象に感じ、「マイナスの感情を抱かれているかも?」と、不安を生じやすくなります。

 こうして本来は悩む必要のない人間関係にストレスを感じることも、「マスクうつ」の特徴なのです。会社の同僚や保育園のママ友などと、軽く挨拶だけするような機会はとくに誤解が生じがち。ネガティブに捉えない、自分もジェスチャーで元気さをアピールする、など工夫を忘れずに。

「あ、今日いい感じ♪」が続くコツ
挨拶時には、明るいジェスチャーをプラス!

巣ごもりうつレベル4段階チェック

症状チェックリスト

□なにもしていないのに疲れる
□やろうと思っても体が動かない
□頭痛がする
□食欲がわかない、暴飲暴食しがち
□朝起きられない
□怖くて外に出られない
□コロナのニュースばかり見てしまう
□気づくとネガティブな想像ばかりしている
□なかなか寝付けない、夜中に何度も起きてしまう
□寝る前になると落ち込みが激しくなる

★0~2個【問題なし!】

健康な精神状態です。巣ごもり生活では、誰もが不安な気持ちになるので、多少の症状があっても気にする必要はないでしょう。

★3~5個【軽いうつぎみ】

軽いうつ傾向がみられます。放っておくと悪化する可能性もあるので、不安や気うつの原因を分析して予防改善を心がけましょう。一人で溜め込まず、家族や友人に不安な気持ちやストレスの理由を話してみると状況が整理され、気分がスッキリするはず。

★6~9個【うつ状態】

完全に巣ごもりうつの状態です。自分では大したことないと思っていても、症状が6個以上当てはまる場合は対処が必要。人とのコミュニケーションを増やしたり、運動を習慣にしたり、自分なりのストレス解消法を見つけるなど、今日から生活習慣の改善を行ってください。

★10個【うつ度MAX!】

とても危険な状態です。日常生活に支障が出ている場合は、心療内科などで専門の先生に症状を相談してみてください。心身に強い負荷がかかっている状態なので、放置するとうつ病を発症する可能性もあります。無理をせず、家族の協力を得て、なるべくゆとりのある生活を心がけて。

<第3回に続く>

この記事で紹介した書籍ほか