濃口? 薄口? 定番「どん兵衛」は地域によって3種類ある/毎日雑学

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更新日:2021/1/3

濃口? 薄口? みんな大好き「どん兵衛」は地域によって3種がある/毎日雑学

 身近なのに意外と知らない身の回りのモノの名前の由来や驚きの事実。オフィスで、家庭でちょっと自慢したくなる、知っておくだけでトクする雑学を、毎日1本お届けします!

 この雑学では「どん兵衛」の東日本と西日本の味の違いについてや、北海道限定版の存在について紹介します。

雑学クイズ問題

どん兵衛の東日本版と西日本版の違いとは?

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 A. つゆの味の違い

 B. 入っている具材の違い

 C. 麺の太さの違い

 D. お湯を入れる時間の違い

 答えは記事内で解説していますので、ぜひ探しながら読んでみてくださいね!

 

どん兵衛の東日本と西日本の違い、実は北海道限定も存在する!?

地域によって違う、奥が深いカップ麺

 仕事のお昼休みやちょっと小腹が空いてしまった時の夜食……そんな時に手軽に食べられるカップ麺の存在は、本当にありがたいですよね。スーパーやコンビニへ行くと毎週のように新作のカップ麺が出ていて、食べる人を飽きさせません。そんな中で昔から販売され続けているカップ麺も多くあり、日清のどん兵衛はなんと1976年から販売されています。

 どん兵衛がこんなにも長い間愛され続けているのは、地域に合わせて味付けを変えているという工夫がなされているのも理由のひとつです。うどんやそばは地域によって出汁や味付けに差があるので、このように地元の味を再現してくれることはうれしいですね。

 今回は、地域ごとのどん兵衛の味の違いと、おまけ雑学としてどん兵衛の名前の由来についても紹介しましょう。

東日本と西日本と北海道限定の味の違い

 それでは、どん兵衛の各地域での違いについて解説していきましょう。

 どん兵衛にはうどんとそばの2種類がありますが、それぞれ東日本・西日本・北海道で味付けが異なっています。「いつも自分が食べているどん兵衛はどこのものだろう?」と気になる方も多いと思いますが、どの地域のどん兵衛かを見分ける方法もありますので、あわせて紹介します。

 それぞれ地域のどん兵衛の味の特徴と見分け方についてまとめてみました。

濃口? 薄口? みんな大好き「どん兵衛」は地域によって3種がある/毎日雑学

●東日本版

 東日本版は鰹ベースの出汁に濃い口しょうゆを合わせて、味も濃いめなのが特徴です。そばの方ではあまり色に違いはありませんが、うどんのつゆは西日本版と比べるとかなり色が濃いです。見分け方は、粉末スープの袋が赤色であるのと、パッケージに「(E)」の記載があります。この「(E)」は2箇所に記載があり、原材料欄の「合成保存料、合成着色料は使用しておりません。(E)」とフタのでっぱり部分にあります。

 また東日本版には、液体つゆバージョンも存在しており、主にコンビニで取り扱っています。パッケージには「液体つゆ」と大きく記載があり、味は粉末スープに比べて風味が良いので、どん兵衛が好きな方には是非一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

●西日本版

 西日本版は昆布ベースの出汁に薄口しょうゆを合わせており、東日本版にくらべて薄味なのが特徴です。つゆの色も薄い色をしていますが、その分出汁の味が際立っているようです。

 見分け方は、粉末スープの色が茶色であることと、パッケージに「(W)」の記載があります。「(W)」の記載場所は東日本版と同じです。

●北海道限定版

 北海道限定版は、利尻昆布のうまみを生かした甘めのつゆが特徴です。また、東日本版と西日本版と違い、七味唐辛子が付属しません。見分け方は、粉末スープの袋の色が緑色であるのと、パッケージのフタに「北のどん兵衛」と記載があるので分かりやすいかと思います。

 北海道のスーパーやコンビニで手軽に買えるので、旅行の際にお土産として買って帰る人も多いようです。

どん兵衛の名前の由来

 ところで、「どん兵衛」は聞いたら一発で覚えるとてもキャッチーな名前をしていますよね。この、どん兵衛の名前の由来はうどん・どんぶりの「どん」と、日本人の名前として使われる「〇〇兵衛」を組み合わたことからきているそうです。関西では「どん」というと「どんくさい」を意味することもありますが、人間のほのぼのとした温かみのある感じがうどんとぴったりだということで、この名前になりました。

 以上が、どん兵衛の東日本と西日本の味の違いについてや、北海道限定版についての紹介でした。いかがでしたか?

 それでは雑学クイズの正解発表です、答えはもうお分かりですよね?

 

雑学クイズ問題解答

 雑学クイズ問題の答えは「A. つゆの味の違い」でした!

 

まとめ

 どん兵衛には東日本版・西日本版・北海道版があり、それぞれ味が異なっている。

 東日本版は鰹出汁ベースに濃い口しょうゆ、西日本版は昆布出汁ベースに薄口しょうゆ、北海道版は利尻昆布出汁ベースに甘口しょうゆ、という特徴がある。

 また、どの地域のどん兵衛かはパッケージに記載のあるローマ字や粉末スープの袋の色で見分けられる。

 どん兵衛の名前の由来はうどん・どんぶりの「どん」と、日本字の名前である「〇〇兵衛」の組み合わせから来ている。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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