行政書士試験って、何を・どうやって勉強するの?/行政書士 はじめの一歩【TAC】④

ビジネス

公開日:2020/11/12

行政書士になるのはどうすればいいの?――初めて行政書士試験を目指す人に向けて、資格の概要から学習方法、試験の攻略法までを、TAC出版がわかりやすく解説。行政書士試験合格への「確かな一歩」を踏み出しましょう(第4回)。

行政書士試験の中心!~法令科目

①憲法

法律の基礎を効果的に学ぶためには、憲法から学習をスタートするのがよいといわれています。

憲法に共通する基本原理である「総論」からの出題はあまりなく、国民の権利などを学ぶ「人権」では、裁判所が出した判断である判例の知識、国の統治の仕組みを学ぶ「統治」では、日本国憲法に書かれている条文の知識を覚えることが学習の中心になります。

②行政法

問題数・配点が多く、行政書士試験全体の“メイン科目”といっても過言ではありません。

「一般的な法理論」では、行政法全体に共通する基本ルールや用語など、学問的な内容を学びます。「行政手続法」「行政不服審査法」「地方自治法」は主に条文知識、「行政事件訴訟法」では条文知識+判例知識、「国家賠償・損失補償」では主に判例知識、と学習する内容も多岐にわたりますが、重要論点から繰り返し出題されることも多く、知識の積み重ねが得点に結びつきます。

③民法

行政法の次に問題数・配点が多く、20点の配点がある記述式も2問出題されます。

一般生活に身近な法律ではあるのですが、範囲が非常に広く、また例年難しい問題が出題されることもあるので、メリハリをつけた学習が必要になります。

さまざまな登場人物などが出てくる事例問題では、図を書いて関係性を整理しましょう。

④商法

商法と会社法から出題されます。

特に会社法は非常に条文数が多く、かつ、細かいことが特徴なので、深入りせずに頻出論点を中心に学習していくことが大切です。

⑤基礎法学

法律用語や裁判制度からの出題が多くはありますが、バラエティー豊かな出題がなされます。商法と同じく、深入りしないことをおすすめします。

足切りに注意!~一般知識科目

一般知識科目単独で40%以上との合格基準に、苦戦されている受験生もいらっしゃいます。

①政治・経済・社会

選挙制度・政治体制などを学ぶ「政治」、財政・日本銀行などを学ぶ「経済」、社会保障・労働などを学ぶ「社会」と、非常に範囲が広く、また時事問題もあり、何が出題されるのが予想できない分野です。

②情報通信・個人情報保護

情報通信についての法律や用語と、個人情報保護についての条文知識を学びます。学習する内容はわりと絞りこみやすいです。

③文章理解

国語(現代文)のような文章読解を行います。近年は文章の並替え問題や穴埋め(空欄補充)問題が多く、得点しやすいといわれています。

次回は、本試験問題のオススメの解き順と、時間配分についてご紹介します!

※本記事は『みんなが欲しかった!行政書士 合格へのはじめの一歩』の内容を読みやすく再編集しております。

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