速く読む=眼球や脳を酷使するはNG! 体に余計な負荷をかけないためには/忘れない高速読書④

ビジネス

公開日:2020/10/22

高速読書なら、10倍読める。10倍忘れない。だから100倍、知識が脳に刻み込まれる! 高速読書のプロ上岡正明氏の著書『死ぬほど読めて忘れない高速読書』(アスコム)より、「仕事と人生に本当に役立つ読書術」をご紹介します。

眼筋を鍛えてもビジネスでは成功しない

高速読書には、右脳で写真のように見るとか、眼球をすばやく動かすとか、そういった、ちょっとオカルトチックな話は一切出てきません。

眼球の話などは、ある意味ものすごく小さなテクニックの話で、本質ではないのです。

いくら眼球の動かし方が人より上達したところで、本当の意味でビジネスでは成功しないし、教養人にもなりません。

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「なんか眼筋がすごく強い人だな」「眼球マニアなのかな」などと思われるだけです。

正直、眼筋を鍛えて本をたくさん読むことや、目を使って画像を取り込むような行為は、眼球や脳を酷使するだけなのでおすすめできません。

もし毎日、サッカーでヘディングが上手くなるために、額の筋肉を鍛えなさいといわれたらどう思いますか。寿命縮むと思いませんか?

科学的に証明されていない方法で、そんなに体を酷使していいのかな、と私などは思ってしまいます。

眼球だって、そんなに鍛えられたいわけじゃないはずなんですよ。眼球はもろい存在です。

私はもともと眼底が弱く、網膜剥離(もうまくはくり)の可能性が他の人より高いことがわかりました。偶然、眼科で検査して判明したわけですが、知ってしまってからはなおのこと、そうしたトレーニングはできないなと思っています。

なので、あまりそうしたところに自分の負荷をかけず、精神的にどんどん追い込まないほうがいいと思います。

【次回に続きます】