月経前、モヤモヤやイライラが止まらないときはどうする? 落ち込みやすい周期を予測しよう/これってホルモンのしわざだったのね⑧

健康・美容

公開日:2020/11/16

感情の浮き沈みや体の不調、変化に直面すると「私ってどこか変なのかな?」と不安になりませんか? でも、それらは全部「ホルモン」のせいだったとしたら――。日常生活の中で起こりがちな不調の原因と、実践しやすい対策を婦人科医師がわかりやすく解説します!

これってホルモンのしわざだったのね 女性ホルモンと上手に付き合うコツ
『これってホルモンのしわざだったのね 女性ホルモンと上手に付き合うコツ』(松村圭子/池田書店)

落ち込み(自己嫌悪)

[原因]

女性ホルモンのバランスが急変動する排卵後〜月経前は、些細なことで気持ちがワ〜ッと高ぶったり、そんな自分に嫌気がさして落ち込んだりと、ホルモンの波が心をゆさぶりまくります。

[対処法]

①つらい場所にとどまらない
②落ち込みやすくなるタイミングを知る
③元気の出るご飯を食べる

[ポイント]

感情をどうにもコントロールできず、自分で自分が嫌になってしまうときは、ひたすら過ぎるのを待つか回避するのみ。あまりに症状がひどければ、婦人科で相談してみて。

対処法①つらい場所にとどまらない

感情が暴走する前にその場から立ち去る

 モヤモヤやイライラが止まらない月経前は、対人関係で衝突しがち。普段はまったく気にならないことが気になったり、許せなくなったりするかもしれません。

 この時期は、そんな感情にさせる物事から距離を置くと◎。職場がストレスならさっさと帰宅して。身近な人の言動にイライラするなら無理して顔をあわせなくていいのです。そして、心から落ち着ける場所へ逃げましょう。人前で爆発さえしなければ自己嫌悪は回避できます。

これってホルモンのしわざだったのね 女性ホルモンと上手に付き合うコツ

対処法②落ち込みやすくなるタイミングを知る

備えあれば憂いなし周期は予測できる

 排卵後〜月経前は、イライラが募る人もいれば、特になにかあったわけでもないのに、普段の自分や日常の小さなことを思い出して、自分は無価値な人間だ、と存在価値を問うてしまうなど、ネガティブが止まらなくなってしまう人もいます。

 この負の連鎖を断ち切るためにも、自分が落ち込みやすい時期、つまり月経周期のマイパターンを知っておきましょう。基礎体温をつけるのがベストですが、まずはカレンダーに落ち込んだ日をメモしてみましょう。

これってホルモンのしわざだったのね 女性ホルモンと上手に付き合うコツ

対処法③元気の出るご飯を食べる

気分の落ち込みはビタミンB6で予防

 月経前のエストロゲン分泌が減っているときは、リラックスに関わるホルモンであるセロトニンの分泌も減っています。セロトニンの合成を助けるビタミンB6を多く含む食材を積極的にとって、感情がぐらつくのを未然に防ぎましょう。

 ビタミンB6は、バナナ、まぐろ、鮭、玄米、チーズなどに含まれています。なかでもバナナは、セロトニンの材料として必要なビタミンB6・トリプトファンを含んでいるので超おすすめ!

これってホルモンのしわざだったのね 女性ホルモンと上手に付き合うコツ

<第9回に続く>

この記事で紹介した書籍ほか