昨今の同性愛作品はどうなの? Twitter読書会♯6のまとめ
更新日:2013/8/14
(=・오・=)ゆりいかとぶっくらこの感想会(=・오・=)
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ぶっくらこ
おはラッコ♪(=・오・=)Twitter読書会♯6「昨今の同性愛作品はどうなの?」の感想会をはじめるラコ(=・오・=)ノadvertisement -
ゆりいか
やっぱり、「百合姫」は文学だよねー。天野しゅにんた先生の「私の世界を構成する塵のような何か」なんて、彼氏がいる女の子を好きになってしまい、しかも肉体関係を別の女性ともってしまった主人公の葛藤が本当に胸に迫るものがあるし、女性コミュニティの中でいかに自分と他人の距離を保とうとするかをリアルな視点で描いていて百合というジャンルが如何に複雑な土俵の上で成り立っているのかを語る上で目が離せないよね。また、田仲みのる先生の「ロケット☆ガール」もメンタルの非常に弱いギター奏者の主人公と強きで才能もあるボーカル女の子に惹かれながらも複雑な気持ちを抱えるという設定が非常に活きていて、ガールズバンドのリアルな空気感も演出しつつ、それぞれがいかに成長していくかという青春物語としても読むことができるよね。それに小説家・森田季節先生が連載していた「ノートより安い恋」も、百合と呼ばれる関係性がどこにあるのかを探るために、台詞や仕草、地の文まで丁寧に女の子の心情を描き出そうとしていて、その濃厚さには痺れるものがあるわー。それと、藤枝雅先生の「飴色紅茶館茶話」という新シリーズも、本当に百合好きな人からしたらたまらない絵柄で、もういっそこの世界にずっと浸っていたいなって思わせるものがあるし、連載の終了した深見真先生の「ガールズ・アップライジング」も百合と本格SFが合体した読み応えのある内容と、その表紙まで含んだイラストの組み合わせは「百合姫」を最初に買った時本当に驚いたよね。最近「百合姫」の表紙を描いているなもり先生のイラストも、一枚のイラストから見えてくるドラマが本当に生々しくて、可愛らしい絵柄とギャップにドキドキしちゃうよね。さらに言うとさ、宮木あや子さんの連載もそのデザインの美しさと文体が非常にマッチしていて、「これぞ僕が読みたかったものだ!」ってさせちゃう力があるし、これを作っている編集者の人って本当に素晴らしいなとつくづく思うんだよね。編集者といえば、「百合姫」の編集者がオススメの百合作品を紹介する「ヒメレコ」のコーナーなんて、なんてマニアックなことを考えているんだろうと関心してしまうようなレビューで、百合というシーンを盛り上げたいという熱意が伝わってきて泣けるんだよなーこれが。漫画誌って読み捨てられることが多いけれど、「百合姫」は本当に捨てられない作りをしているし、一冊一冊に込められた製作者たちの熱い気持ちが伝わってくるような、まさに素晴らしい漫画誌だよね。 -
ぶっくらこ
あのー、ゆりいかラコ・・・(=・오・=;) -
ゆりいか
あとやっぱりこれは語らないといけないけれど、「ゆるゆり」と「百合男子」って本当に素晴らしい作品だなってつくづく思うわけ。「ゆるゆり」は百合というものを知らない男性読者にも広く受け入れられるような作りにしていて、かつ百合としての王道をきちんと抑えている。いわば、百合の骨格標本みたいなもので、初心者から入ってもとても分かりやすいし、上級者も思わずニヤリとしてしまうような構図が満載なんだよね。「百合男子」だって、百合というものを外側の視点から見るようにしながら、そのシーンが今どのように動いているのかを分析的に語ろうとするという今までになかった試みの作品で、さらに、百合にはまった主人公の葛藤がまさに実存という哲学の問題になっていて、コメディタッチなのについまじめに作品と自分との距離のとり方について考えてしまうよね。そういえば、最新の号で気になる展開になっていたけれど・・・ -
ぶっくらこ
いい加減にするラコ!もうTwitter読書会の感想会は始まってるラコよ!!(((=°오°=;))) -
ゆりいか
うるせえ!!!!!語らせろや!!!! -
ぶっくらこ
どんだけ百合語りで時間を割くラコか!もう読者ほとんど置いてけぼりラコよ!(((=°오°=;))) -
ゆりいか
じゃあ、とっとと終わらせて続きを語らせろよ。 -
ぶっくらこ
自分勝手すぎるラコ!まあ、今回の読書会は「昨今の同性愛作品ってどうなの?」というテーマだったから、外れてはいないわけだけど・・・(=・오・=) -
ゆりいか
そもそも参加者の中にもBLとか百合って同性愛なの?っていうような疑問はたくさん寄せられていて、僕自身も迷うところではあるけれども、「同性愛」って言葉でしか括ることができないなーっていう気持ちもあったんだよね。 -
ぶっくらこ
今回は予想通りというか何というか、タイムラインも結構な荒れ模様だったラコね。(=・오・=) -
ゆりいか
まあ、もともとがデリケートな話だからね。だけど、気軽に参加してくれる人がたくさんいたから、とても良かった。こういう話をすると口を塞いでしまう人って多いんじゃないかと心配していたところもあったしね。 -
ぶっくらこ
ツイートの内容も本当にいろいろで、自分の考えるBL感を語る人もいれば、オススメの作品についてツイートする人もいて、ひとつひとつのツイートが濃かったラコね。(=・오・=) -
ゆりいか
読書会の参加者も指摘していたけれど、BLや百合の関係性を匂わせる作品が最近増えてきているというのは大きいのかもしれないね。それは、作品を読み込む読者であるところの僕たちの受け取り方が変化したのかもしれない。実際、BLの中での男同士の掛け合いをみてると、友情と恋愛って線引きが難しいなと思うし、個人個人の想像力によって変わってくるというのはあるよね。だから、参加者もそうしたそれぞれの考えている価値観を呟いてくれたってことに意味があるんじゃないかなと思うな。 -
ぶっくらこ
今回のツイートの中にも、そんな匂わせてくれる作品こそがいいんだっていうツイートがあったラコね。(=・오・=) -
ゆりいか
今回のような話をする時、必ずジェンダーだったりセクシャルマイノリティだったりっていう難しい話題に直面するんだけど、それぞれの考える百合感・BL感を通して、自分自身について語れたらいいんじゃないかなと思うよ。実際、今そうしたBL作品や百合作品は熱いものも多いしね!例えば、「百合姫」に載っているあの… -
ぶっくらこ
いい加減、そこらへんにしておけラコ!!(((=°오°=;)))