「クモハ」ってなに?列車に書かれたカタカナの意味/雑学うんちく図鑑

文芸・カルチャー

更新日:2021/3/12

「クモハ」ってなに?列車に書かれたカタカナの意味/雑学うんちく図鑑

 知らなくても困らないけれど、知れば知るほど楽しくなる雑学・うんちく。すぐ誰かに話したくなるさまざまな豆知識を、『雑学うんちく図鑑』(ケン・サイトー/KADOKAWA)から紹介します!

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「クモハ」ってなに?列車に書かれたカタカナの意味/雑学うんちく図鑑

【ハミダシうんちく①】
上記はJRの車両における一般的な例ですが、例外や変更などもあるようです(「ユ=郵便車」は車両自体は存在するものの郵便輸送業務は現在行われていない、など)。これらカタカナの組み合わせの例としては、「クモハ」「サハシ」「マイテ」「オハネフ」などさまざまです。また、後に続く数字にも意味があり、「電気の方式」「区別」「製造番号」などになります。

【ハミダシうんちく②】
「ヤ=職用車」とは、軌道設備の各種測定に用いられる「試験車」や単独で自走できない車両を牽引する「牽引車」、工事用の「工事車」などです(「ヤ」は役所のヤ)。また「エ=救援車」は、災害や鉄道事故、除雪現場などに出動し、応急復旧資材や工作機機の保管・運搬などに用いられる車両で、旧型客車や廃止された車両などが流用されるようです。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

ケン・サイトー

『雑学うんちく図鑑』の動画はこちら

【著者】ケン・サイトー/イラストレーター。宮城県仙台市生まれ。神奈川県川崎市在住。大学卒業後、ゲームデザインの仕事を経て、2006年よりイラストレーターとして独立。現在は、おもに書籍や雑誌の挿し絵などを手がけている。