「アブラカタブラ」って何語!? 直訳すると現代の国民病退治の呪文だった!/毎日雑学

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公開日:2021/2/22

「アブラカタブラ」って何語!? 直訳すると現代の国民病退治の呪文だった!/毎日雑学

 今回は「アブラカタブラ」の意外な意味について説明します。

雑学クイズ問題

 アブラカタブラの意外な意味とは?

 A. いただきます
 B. ごちそうさまでした
 C. 悪霊退散
 D. 花粉症退治

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 答えは記事内で解説します。

アブラカタブラの語源

「アブラカタブラ」は日本でもお馴染みの呪文(?)です。

 歌詞になったり、ファンタジー小説の呪文に登場したり……。

 しかし、日本だけではなく世界中で使われている呪文なのです。

 アブラカタブラはアラム語です。

 アラム語は、シリア地方やメソポタミアで使われていたそうです。

 紀元前500年~紀元600年頃まで話されていたようで、現在もレバノンの一部で話されいる言語です。

 アルファベットで表記すると、「abhadda kedhabhra」。

 これを英語に訳すと、「Disappear like this word.」

 つまり、「この言葉のようにいなくなれ」という意味です。

<<参考情報>>
 諸説あるようですが、「avra kedabra または avra K’Davarah」とアルファベット表記することもできるそうです。

 この場合は、英語に直すと「I will create as I speak.」となり、日本語に訳すと、「私が言うとおりになる」となります。

アブラカタブラどのように使われていた?

「この言葉のようにいなくなれ」という意味だとわかりましたが、どのような場面で使われていたのでしょうか?

 そのまま人に向かって唱えると、ただの悪口に聞こえてしまいます。

 実は、日本でも同じようなおまじないがあります。

 それは、「痛いの痛いの飛んでいけ」です。

 つまり、病気の治療に使われていたのです。

 病気とはいっても、主に花粉症の治療に使われていたそうです。

 魔術師が「アブラカタブラ」と唱える事によって、花粉症を退治していたのです。

雑学クイズ問題解答

 答えは「D. 花粉症退治」でした!

 

まとめ

 アブラカタブラは、昔に使われていたアラム語が語源になっていて、日本語にすると「この言葉のようにいなくなれ」という意味。

 アラム語は紀元前500年~紀元600年頃まで、シリア地方やメソポタミアで話されていた。

 主に病気治療(花粉症退治)に使われてた。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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