年間600杯を食す、SUSURU直伝! ラーメンのお作法⑨「町中華」3選!

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公開日:2021/3/5

SUSURU

 ずる~ずる! どうも、SUSURUで~す!

 みなさん、こんにちは。1年365日「毎日ラーメン健康生活」を掲げて活動しているYouTuberのSUSURUです。僕なりにラーメンの魅力を伝えているこの連載ですが、今回のテーマはずばり「町中華」です。専門店とは異なる楽しさもたくさんありますが、その中でも記憶に残った、都心とその近郊にある3店舗を紹介していきます。

現代風ラーメンが味わえる王道の名店「かし亀」

 最初に紹介するのは、埼玉県加須市にある中華料理店「かし亀」です。以前は、知る人ぞ知るというようなイメージでしたが、最近ではラーメン好きの間ですっかりおなじみの店舗となりました。

 店内の雰囲気は思わず「ザ・町中華!」と叫びたくなるほど。そして、このお店のポイントは何といっても、お財布にもやさしい町中華ならではのリーズナブルな値段と、見るだけであっと驚くほどのメニューの豊富さです。

 日替わりメニューも魅力ながら、僕がおすすめするのは定番のラーメン。値段に対してボリュームはとにかく多いです。一方で、注目してほしいのは外観は昔ながらの中華料理店ながら、中身が現代っぽいところ。鶏や魚介、煮干しの風味が効いていてあっさり、大きめにカットされた鶏チャーシューも今っぽくて、毎回のように裏切られます。

 夕方から夜にかけて行くと、アルコールを一杯やりたくなるのもこのお店ならでは。ラーメン屋さんとしても、町中華としても強いお店です。

昔ながらのチャーハンが格別な祖師ヶ谷大蔵の「大勝軒」

 続いて、おすすめしたい町中華の名店は東京の祖師ヶ谷大蔵にある「大勝軒」です。名前を聞くだけでパッとひらめくと思いますが、あのつけ麺の元祖・大勝軒の系譜を継ぐ店舗です。

 とはいえ、みなさんがイメージされるお店とは異なり、店舗の雰囲気はどこでも見かけるような中華料理店そのもの。住宅街の中にポツンとあるのですが、おそらく知らずに通りかかるとひと目では大勝軒と思わないかもしれません。

 このお店の名物は、何といってもチャーハンです。「ちょっと待って、ラーメンじゃないの?」とツッコまれそうですが、とにかくめちゃめちゃおいしい。注文を受けてから炒めて作っている光景を見るのも楽しく、ねぎやナルトといわゆる王道の食材も粋。付け合わせのスープも抜群に相性がいいんです。

 もちろん大勝軒ならではのつけ麺もおいしくておすすめ。スープは酸味もきわだついわゆる王道の味で、自家製麺のほのかな香りもたまりません。

甘酸っぱい思い出が蘇る飲み屋街の老舗「岐阜屋」

 最後は、東京・新宿にある飲み屋街「思い出横丁」の「岐阜屋」を紹介します。実は、僕の甘酸っぱい思い出が詰まったお店でもあり…。

 このお店に初めて足を運んだのは、学生時代でした。厨房をグルっと囲むようにカウンターが設けられた店舗は昔ながらの雰囲気ですが、当時、意中の子から「ちょっとむさくるしくて、古めかしいお店に行きたい」とお願いされて、飛び込んでみたのがこのお店でした。

 まあ、その女の子は今はもういい思い出ながら…(笑)、このお店には今でもふらっと寄ることがあります。朝から深夜まで(※)やっていますが、日中は比較的空いていて、飲み屋のお客さんが増えてくる夕方から夜にかけて徐々に混んでくる印象。レトロな雰囲気を味わいながら食べる、1杯430円と庶民的な価格のラーメンは絶品です。

 さて、本当はもっと色々なお店を紹介したいのですが、今回はここまで。同じラーメンといっても、専門店と町中華の魅力はそれぞれ異なります。個人的に惹かれるのは、やはり何といってもメニューが豊富で、お酒も雰囲気も楽しめるところ。みなさんの近所にもきっとあるはずなので、お気に入りのお店を見付けてみてください!

<第10回につづく>

(※)時期により営業時間が異なる場合があります。

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SUSURU●毎日ラーメンをすする動画をYouTubeにアップするラーメンYouTuber。ラーメンとゲーセンが好き。
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