フランク族の自由奔放な振る舞いから「フランク」という言葉が生まれたらしい/毎日雑学

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公開日:2021/3/31

自由奔放なフランク族の振る舞いから「フランク」の言葉が生まれたらしい!?/毎日雑学

 今回は、「フランク」の意味と語源について解説します。

雑学クイズ問題

 フランクという言葉は何語に由来している?

 A. フランス語
 B. イタリア語
 C. ギリシャ語
 D. ラテン語

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フランクの意味と語源には、ある部族が関係していた?

フランクという言葉のイメージ

 日常生活でよく使う「フランク」という言葉ですが、この言葉を聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

 日本では、「気さくで誰とでも仲良くできる人」という感じで使われていることが多いと思います。

 どちらかというと、ポジティブな印象を受ける言葉です。

 ではまずフランクという言葉の意味の前に、語源について解説します。

フランクはとある部族が語源となっている

 フランクという言葉はゲルマン人のいち部族であるフランク族が語源となっています。

 フランク族は、サリー・フランク族とリプアリー・フランク族に大別され、サリー・フランク族については後にフランク王国を建国しました。

 西ヨーロッパを中心に活躍した部族ですが、とても自由奔放で、勇敢な人が多かったそうです。

 フランク王国は、現在の「フランス」や、ドイツの都市名である「フランクフルト」などに引き継がれています。

 フランク王国はその後、9世紀の半ばに分裂しました。

 二度の分割によって西フランク王国、東フランク王国、中フランク王国となり、これらの国はフランス王国と神聖ローマ帝国の母胎の一つとなり、中世・近世を通して大きな影響力を保持しました。

 ちなみに、英語でFrankと書きますが、語源となっている言葉はラテン語で「Franci(フランキ)」と書きます。

自由奔放なフランク族の振る舞いから「フランク」の言葉が生まれたらしい!?/毎日雑学

フランクの意味

 続いてはフランクという言葉の意味です。

 フランクの意味は英語で「気取らないさま、ざっくばらんなさま」となります。

 語源でも触れていますが、フランクの語源となったフランク族の振舞いが気取らなくとても自由奔放だったため。

 よく「フランクな付き合いをしよう!」などという言葉を耳にしますが、「遠慮なく自然に振舞って接してくれ!」というのが本来の意味のようです。

雑学クイズ問題解答

 雑学クイズ問題の答えは「D.ラテン語」でした。

 

まとめ

 フランクの語源はフランク王国を建国したフランク族に由来している。

 英語でFrankと書くが、語源となっている言葉はラテン語で「Franci(フランキ)」と書く。

 フランク王国については、現在の「フランス」や、ドイツの都市名である「フランクフルト」などに引き継がれている。

 フランクの意味は「気取らないさま、ざっくばらんなさま」となる。

 フランクの語源となったフランク族の振舞いが気取らなくとても自由奔放だったため、この意味になったとされている。

※提供している情報には諸説ある場合があります。ご了承ください。

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