SDGsを略さず言える? 子どもに聞かれたらどう答える?「17の目標」とは/こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本③

社会

更新日:2021/3/19

「SDGs」についてどれくらい理解は深まっていますか? 本書は世界が直面する解決すべき問題、そして私たちの生活との関連をわかりやすく解説。専門的な言葉もやさしく説明しているので、大人にもわかりやすいSDGs入門書です。

こどもSDGs なぜSDGsが必要なのかがわかる本

2030年までに達成を目指す世界の目標

 世界は、貧困、人種差別、環境破壊など、さまざまな問題に直面しています。こうした地球規模の問題を解決するために、「誰一人取り残さない」という共通理念のもと、国際連合(国連)が加盟193カ国が達成を目指す2030年までの国際目標として定めたのがSDGsです。SDGsは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」という英語の頭文字をとった略称で、左ページのように17の目標が決められています。

 たとえば、目標①は「貧困をなくそう」、目標②は「飢餓をゼロに」、目標④は「質の高い教育をみんなに」と、さまざまな目標が設定されています。「貧困をなくそう」が目標になったのは、「なくすべき貧困がある」ということです。「飢餓をゼロに」が目標なのは、「飢餓で苦しむ人がいる」からです。17の目標は、今の地球には多くの問題があることを示しているのです。

 なお、17の目標の具体的な内容については、「付録(103ページ)」で紹介しています。

知っておくべきコトバ

国際連合(国連)
国連は、「国際の平和と安全の維持」「国家間の友好関係を育てる」「国際問題の解決と人権尊重の促進に協力する」「各国の行動を調和させるために中心的役割を果たす」という 4 つの目的のために、1945年に設立されました。本部はアメリカのニューヨークにあります。

国際連合旗

<第4回につづく>

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