アイドルの怒りぶっちゃけます/飯窪春菜の「かわいげがなくてごめんね!」①

社会

公開日:2021/4/3

【新連載】モーニング娘。のメンバーとしてアイドルデビュー。華やかなる舞台に立ちながら、ひそかに抱えていたモヤモヤをセキララに綴る、覚悟の本音コラム!

飯窪春菜

いきなりですが、私、すーーーぐイラッとしちゃうんです。

何に対してって聞かれると、本当にいろんなことに対して(笑)!

私のことを知ってる人は、「へー! 意外!」って思うかも。

アイドルをしていたら、ステージ上で愚痴っぽいことなんてなかなか言わない。それは“元アイドル”になった今でも変わりません。

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しかしです。

『ダ・ヴィンチ』のインタビューでお話ししていたら、ふと「飯窪さん、怒ってるんですね」と言われたんですね。

それで、

「あ、ほんとだ。私、怒ってるんだ」

と気づいたんです。

今まで自分の気持ちをお話しする機会はあったけれど、本当に心の底にあるモヤモヤや、きれいじゃない気持ちは話してきませんでした。それは、アイドルとして、知られなくてもいい、いや知られないほうがいいことだと思っていたからです。アイドルが「怒り」を表すのはよくない。アイドルは常に可愛く、キラキラとして、人間くささを感じさせないものじゃなきゃ、って。

だけど実際、私は、そうじゃなかったわけです。

もしかしたら、どこかに私と同じような気持ちでいて、それを抑え込んでる人がいるかもしれない。アイドルでも、アイドルじゃなくても、ほんとは怒っているのに怒れない人がいるかもしれない。で、もしかしたら、私が本音をぶっちゃけることで、誰かがひっそり傷ついてしまうみたいなことが減るかもしれない。

そんなふうに考えて、

「アイドルの怒り」をここでさらけ出すことにしました!

お叱りを受けるかもってことは承知の上!

でも、こう感じているのは一人じゃないよ!っていうことを、どこかで傷ついている人に届けられたら良いなと思います‼

1994年、東京都生まれ。2018年、モーニング娘。’18を卒業。卒業後は女優として活動。MBSラジオ『ヤングタウン土曜日』レギュラー出演中。自宅本棚は2000冊以上の漫画で溢れている程の大の漫画好きとしても有名。
Twitter:@haruna__iikubo
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