最後のひとつだけ、誰も手を出さなくて残っちゃう! この現象は…/大人も知らない? ふしぎ現象事典⑤

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公開日:2021/7/3

「ふしぎ現象」研究会・編集、ヨシタケシンスケ・イラストの書籍『大人も知らない? ふしぎ現象事典』から厳選して全9回連載でお届けします。今回は第5回です。「勉強しなさい」と言われると勉強したくなくなる。「期間限定」と書いてあるお菓子をつい買っちゃう。大人でも理由を答えられないような「ふしぎ現象」の名前と由来を子どもに楽しく伝える雑学本!

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大人も知らない? ふしぎ現象事典
『大人も知らない? ふしぎ現象事典』(「ふしぎ現象」研究会:編、ヨシタケシンスケ:イラスト/マイクロマガジン社)

大人も知らない? ふしぎ現象事典

それは… 遠慮のかたまり

 お皿に盛られた食べ物で最後に残った一つを、関西地方では「遠慮のかたまり」と呼んでいます。ただ、いつから使われるようになったのかは、はっきりしていません。この最後の一つを、関西の人は「みんなが遠慮した結果」と考えているのです。「これを食べたら、みんなにどう思われるだろう?」と、他人から見た自分が気になっている状態なので、思い切ってあなたが食べてしまった方が、感謝されるかも。

大人も知らない? ふしぎ現象事典

ふしぎ現象コラム

同じ意味を持つ言葉に、「関東の一つ残し」というものもあります。関東人には見栄っ張りが多いからこのように言うという説がありますが、ウソかホントかはなぞです。

<第6回に続く>

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