日常/富田美憂の「私が私を見つけるまで」㉑

アニメ

公開日:2021/7/11

富田美憂の「私が私を見つけるまで」
イラスト:富田美憂

ここ最近は重めの話が続いたので、今回はちょっと軽めの話をしたいと思います。

このお話に需要があるかは少し不安ですが、
私がどんな毎日を送っているのか、という話です。

前提として、私のお仕事はとても変則的で、夕方に家に帰っている日もあれば、早朝に家を出て深夜3時頃まで帰らない日もあります。

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今回はいつものようなイラストではなく、私の基本的なルーティーンをグラフにしてみました。

このイラストはMV撮影などの特殊なスケジュールじゃない時の一日のスケジュールです。

ちなみにお仕事は毎日違うので、これは一例と思っていただきたいです。

朝は、基本的に収録の仕事の時は10時からのことが多いです。
(イベントや撮影の時は朝6時に集合なんてこともありますが…)

私は声がハスキーで、朝はガラガラなことが多いので、比較的早起きします。
喉が完全に起きるには、朝起きてから5時間くらいかかるらしいです。
で、身支度しながら滑舌の体操をやったりしてから家を出ます。

本来はスタジオの中にある4本のマイクに対して、大勢で入れ替わり立ち替わりしながら収録をしていきますが、コロナ禍のアフレコでは、ブースに入るのは最大4人くらいで、パーテーションで仕切られた場所で1人1本のマイクで収録します。

大体30分のアニメを4~5時間かけて収録をしますが、今は抜き録り(セリフ部分のみの収録)での収録のため、短時間で終わってしまう現場が多いです。

現場と現場の移動は、大体30分くらいかかるかな。
基本的に電車、タクシー、徒歩での移動です。

声優の現場はお昼休憩などがある訳では無いので、前の仕事が早めに終わり、時間が出来たら昼食や夕食を摂ります。

グラフを描いたこの日のスケジュールは仕事が4現場ですが、日によって5現場、6現場の日も多いので、食べない日の方が多いかも。

そして当たり前のことですが、収録も生放送も毎日が本番なので、事前準備が必須です。

台本チェックというものですね。

我々の仕事は、収録本番よりも事前に家でする台本チェックの方が、圧倒的に時間がかかります。

わかりやすく言うと、宿題が多いってこと。

でも私はこのチェックの時間、煮詰める時間がすごく好きです。

ライブ前のリハーサル期間だったら、普段の台本チェック+次の日のダンスレッスンの予習復習を行います。

帰宅してからの方が、むしろやることは多いです。

ざっとですが、こんな感じで日々過ごしていますよ。こんなスケジュールですが、とても充実しています。楽しいです。

当然人によってスケジュールは違うし、時間の使い方も違うので、あくまでも富田美憂の場合はこうだよって思っていただければ幸いです。

そしてそんな毎日を支えてくださっているのはマネージャーさんやスタッフさんなので、やはり毎日感謝しています。

いい物を作るためには努力、努力、とにかく努力。一生努力。時間が無いじゃなくて時間は作ると思っています。

そしたら絶対、その分明日が楽しいから。というお話でした!