ダイエットでは“2つの敵”に注意! 日頃から薄味を意識して/ザ・ラストダイエット④

健康・美容

公開日:2021/7/25

木村悠著の書籍『ザ・ラストダイエット』から厳選して全5回連載でお届けします。今回は第4回です。元WBCライトフライ級の世界チャンピオン・木村悠さんが、現役時代の健康的な減量プログラムをブラッシュアップして完成させたのが、この「ザ・ラストダイエット」。なんと90%以上ものオンライン受講生が減量に成功したといいます。4つのポイントを押さえて、無理なく理想のボディを手に入れよう。

「ザ・ラストダイエット」を最初から読む


ザ・ラストダイエット
『ザ・ラストダイエット』(木村悠/集英社)

ザ・ラストダイエットは
ふたつの敵=塩分と脂質のとり過ぎに注意する

塩分と脂質をとり過ぎたときのデメリット

① むくみやすくなる 塩分濃度が高くなると、からだが水分を溜め込んでむくみの原因となります。
② 代謝が下がる 体内によぶんな塩分や脂質が溜まると代謝が下がります。
③ 胃の動きが鈍くなる 脂質の消化に時間がかかり、胃に停滞することで消化機能はますます低下。
④ 脂肪を溜め込もうとする 脂質をとり過ぎるとエネルギー消費が間に合わず、脂肪となって体内に。
⑤ 食欲が増してしまう 消化液の分泌が活発になり、食欲が増すという負のループを呼びます。

ザ・ラストダイエット

日ごろから薄味を意識する

 塩分のとり過ぎは、いいことがありません。からだが水分を溜め込んでむくみやすくなり、脂肪まで溜め込むことになります。

 脂質は、ある程度はからだに必要ですが、とり過ぎると脂肪に変わります。ソースがたっぷりかかったハンバーグや、濃いめの味がついたフライドチキンなどは、塩分と脂質の両方ともに多い食品の代表選手。一気に体重が増える原因となることを知りましょう。

 1日に必要な塩分は、体重により個体差はありますが、女性で9.3g、男性で11g くらい。

 参考までに、納豆についたタレとからしを全部使うと、塩分は1g 程度になります。1日にとる塩分量のおよそ10分の1です。タレを少なめに使うなど、日常生活で薄味を意識するだけで、あなたが摂取する塩分は確実に減っていきます。

ザ・ラストダイエット

ザ・ラストダイエットは
基礎代謝を下げないようにする

 食べ過ぎ、飲み過ぎ、睡眠不足など、「やり過ぎ」が続くと、からだの代謝はどんどん下がってしまいます。でも、心配はいりません。「やり過ぎ」の習慣を改め、からだを本来あるべき姿に戻していけば、基礎代謝は、おのずと上がっていきます。

 食事、休養、軽い運動のバランスを大切にしながら、規則正しい生活習慣を身に付けましょう。お米中心の食事を続けていると、心もからだも整っていきますよ。

基礎代謝を下げる主な要因

① 食べ過ぎ 消化吸収が間に合いません。
② 食べなさ過ぎ 炭水化物が足りないとからだが省エネモードに。
③ 不規則な食習慣 空腹によるドカ食いなども太る原因に。
④ 偏食 ビタミン不足に陥り、エネルギーを消費できません。
⑤ お酒の飲み過ぎ アルコールの分解にエネルギーを消費してしまいます。
⑥ コーヒーなど嗜好品のとり過ぎ 安眠を妨げます。
⑦ 食品添加物のとり過ぎ 必要な栄養素の吸収を妨げます。
⑧ 運動のし過ぎ 疲労が溜まると代謝低下の原因に。
⑨ 睡眠不足 休養は代謝に欠かせない大事な要素です。
⑩ ストレス 自律神経の乱れが代謝を下げます。

<第5回に続く>