「ほんとそれ」「ご愁傷さまです」って英語でなんて言う? 5つの場面に使える鉄板フレーズ/英会話に自信が持てる! リアクションのトリセツ

ビジネス

公開日:2021/7/27

社内公用語が英語、取引先が海外などなど…。仕事でもプライベートでも、英語が身近になってきていますよね。

でも、いざ英語を話しているとき、「会話がすぐ終わってしまう」「自分のリアクションって合っているのかな」と不安になったり悩んだりしたことはありませんか?「オンライン英会話OneWay」のコーチで大人気Podcast「台本なし英会話レッスン」のパーソナリティーでもある英語のそーたさんが、会話が盛り上がること間違いなしのリアクション方法をレクチャーします。

共感したとき、驚いたときなど、シーン別の具体的なリアクションフレーズから、相づちのタイミング、上手なリアクションに必須の心構えまで。あなたの「お守り」になるような、英会話でのコミュニケーションのトリセツをお届けします。

※本作品は英語のそーた著の書籍『英会話に自信が持てる! リアクションのトリセツ』から一部抜粋・編集しました。

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英会話に自信が持てる! リアクションのトリセツ
『英会話に自信が持てる! リアクションのトリセツ』(英語のそーた/アルク)

「ほんとそれ」「ご愁傷さまです」って英語でなんて言う?シーン別・リアクションフレーズ

リアクションの幅を広げよう

あなたが「この人と話していて話しやすいなぁ」「もっとお話ししていたいなぁ」と思う人はどのような人物でしょうか?相手に「聞き上手」な印象を与える要素には、いろいろなものがあるかとは思いますが、上手なリアクションも大切なことの一つでしょう。

第1章では、相づちを入れるタイミング、おすすめ相づちフレーズ、5秒前行動ルールについてお話ししました。第2章ではもう少しバリエーション豊富な場面を想定して、リアクションの幅を広げる練習を一緒にしてみましょう。

大きく分けて、以下の五つの場面で使える鉄板フレーズをご紹介します。

僕の日常会話を振り返ってみると、相づちを打っている場面は大まかに以下の五つの場面に分けられます。もちろんこれら以外の場面に直面することもあるとは思いますが、まずはこれらの場面の鉄板リアクションフレーズを見ていきましょう。

1. 驚いたとき
2. うれしかったとき
3. 悲しかったとき
4. 共感したとき
5. 共感できなかったとき

覚え過ぎ注意!自分の胸がときめくものを一つ選ぼう

では、「1. 驚いたとき」のフレーズからご紹介しま・・・。

と言いたいところですが、英会話フレーズを覚えるときのコツ&注意点として、先にお伝えしたいことがあります。英会話フレーズを覚えるときは、一つの場面につき一個、多くても二個のみのフレーズを覚えるようにしましょう。

一般的に、「○○の場面で使えるフレーズ」と紹介されているとき、その場面につき複数のフレーズが紹介されているはずです。その複数のフレーズをすべて覚えようとしていませんか?もちろんすべて使いこなせるのであれば問題はありません。

ところが、いざ実際の会話で「あれ、覚えたフレーズなんだっけ?」となってしまう方は、フレーズを覚え過ぎている可能性があります。一つの場面につき複数のフレーズをインプットしてしまうと、実際にアウトプットする場面で頭が混乱してしまい、結局どれも口から出ないという結果に終わってしまうことが多いのです。

そこで、一つの場面につき一個、多くても二個のみのフレーズを覚えるようにして、実践の会話でスムーズに使いこなせるよう頭にセッティングしてあげることをおすすめします。

この章でもそれぞれの場面につき複数のフレーズを紹介はしますが、この表現が好きだな、使いやすそうだなと「自分の胸がときめくフレーズ一つ(多くても二つまで)」を各場面から選ぶようにしてみてくださいね。

1. 驚いたとき

では本題に入りましょう。まずは「驚いたとき」に使えるフレーズをご紹介します。会話の中で、「え!そうなんだ!」「知らなかった!」とリアクションすることは非常に多いです。

Oh.
え〜。

Wow!
わ〜!

Really?
ほんとに?

Seriously?
マジで? ※少しくだけた言い方

No way!
うそでしょ!/やっば!

Is that true?
それほんとなの?

I didn’t know that.
知らなかった。

I can’t believe that.
信じられない。

これくらいにしておきましょうか。

個人的におすすめなのは、最初の“Oh.”や“Wow!”と、自分の心がときめくフレーズとをセットにして、“Oh, really?” “Oh, I didn’t know that.” “Wow, seriously? ”のように覚えることです。

しかし先ほどお伝えしたように、これらのフレーズをすべて覚えようとすると頭がパンクするので、“Oh, +〇〇.”と“Wow,+〇〇.”の最大二個くらいまでをめどにインプットするようにしてみてくださいね。

2. うれしかったとき

次は自分がうれしかったときや、話し相手に関するいい知らせを聞いたときのフレーズです。僕もネイティブと日常会話をするときや、インスタグラムライブなどで視聴者さんからうれしいコメントを頂いたときにとてもよく使うフレーズたちです。

That’s amazing!
すご〜い! ※amazing の部分はnice/great/awesome/cool などにも変更可

Good for you!
すごいじゃん!/よかったね! ※you の部分はher/him などにも変更可

Good job!
よくやったね! ※少し上から目線に聞こえてしまう場合もあるので言う相手に注意

I’m happy to hear that.
そう言ってもらえてうれしい。

I’m flattered.
お世辞でもうれしいよ。

Thank you for saying that.
そんなこと言ってくれてありがとう。

3. 悲しかったとき

続いて、悲しいお知らせを受け取ったときに使えるフレーズです。相手が自分に伝えてくれる内容のすべてがいい話だとは限りません。身内の不幸、テストの不合格といった悲しいお知らせにもリアクションできるように備えておきましょう。

That’s too bad.
それは最悪だったね。

I’m so sorry to hear that.
本当にお気の毒ですね/ご愁傷さまです。

I know what you’re going through.
今、いろいろと大変なんだろうね。 ※go through は「(つらいことを)経験する」という意味

It must be tough.
今、絶対つらいだろうね。

I know how you feel.
気持ちわかるよ。

I don’t know what to say.
なんと言ったらいいのか。

Let me know if you need anything.
何かできることがあったら言ってね。

いちばん上の“That’s too bad.”は、日常会話のあらゆる悪い知らせに使うことができるのでおすすめです。それ以降のフレーズは、相手が落ち込んでいるときや、非常に悲しい知らせを聞かされたときなどに使えます。

4. 共感したとき

次は、相手の話に共感したときのフレーズです。友達同士の会話や仕事のミーティングなど、相手に同意しながら話を聞きたい場面もありますよね。そんなときに使える鉄板フレーズです。

Yeah! I think so, too.
うん!私もそう思う。

That’s true.
ほんとそれ。 ※That’s を省略してTrue.だけでも可

Same here.
私もです。

You’re right.
そのとおりだと思う。

I agree with you.
同感。

I totally agree with you.
ほんと同感。

I couldn’t agree more.
ほんっっっと同感。 ※「これ以上は同感できないくらい同感」と賛同の意を表す表現

5. 共感できなかったとき

最後に、相手の言う内容に共感できなかったときのフレーズもご紹介しましょう。特に欧米人との会話では、「自分の意見をはっきり言う」ことはとても大切です。

日本だと相手と反対の意見を言うことに抵抗を感じる方も多いかと思います。しかし欧米人はどんな意見もまずは出してみるbrainstorming(意見を自由に出す話し合い)を好むため、僕も仕事の場面では自分が納得できなかったことははっきり伝えることを心掛けています。

欧米人は反対意見に耐性があるので、基本的にどんな意見もまずは聞き入れる努力をしてくれますよ。そうした意見を伝える場面で、いわばクッション言葉として使えるフレーズです。

I don’t really think so.
私はあんまりそう思わないかな。 ※I don’t think so.はストレートな表現

I understand what you’re trying to say, but ….
言いたいことはわかるんだけど、でも・・・。

I see your point, but ….
言いたいことはわかるんだけど、でも・・・。

Thank you for telling me that, but ….
伝えてくれてありがとう、でも・・・。

Thank you for your opinion, but ….
貴重な意見をありがとう、でも・・・。

いかがでしたでしょうか?日々の会話の中で僕もとてもよく使うものばかりを並べてみました。

ご紹介した五つの場面の鉄板フレーズを覚えるだけでも、リアクション場面はかなり乗り切れるはずなので、ぜひ口から出して使いこなせるようにしてみてくださいね。

<第3回に続く>

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