自動車メーカー「マツダ」はなぜ「MAZDA」?/大人の最強雑学クイズ

暮らし

公開日:2021/7/29

【答え】ゾロアスター教

【解説】
ロードスターなどの名車を世に送り出してきた「マツダ」。もともと「東洋工業」という社名だった同社が、突然和風な現社名に変更したのは1984(昭和59)年のことで、創業者である松田重次郎の名にちなんだ命名だった。だが、マツダのローマ字表記は「MATSUDA」ではなく、なぜか「MAZDA」。じつはこれ、ゾロアスター教(拝火教)の最高神アフラ・マズダー(Ahura=主、Mazda=賢明)に由来する。ゾロアスター教は古代ペルシャで創始された宗教で、マズダーは善を司る全知全能の光明神。マツダは、この神を東西文明の源泉的象徴である自動車文明のシンボルととらえ、世界平和を希求して自動車産業の光明になることを願い、「MAZDA」にしたという。

雑学総研

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【著者】雑学総研(ざつがくそうけん)/珍談奇談の類から、学術的に検証された知識まで、種々雑多な話題をわかりやすい形で世に発表する集団。江戸時代に編まれた『耳袋』のごとく、はたまた松浦静山の『甲子夜話』のごとく、あらゆるジャンルを網羅すべく日々情報収集に取り組む傍ら、テレビ番組とのコラボレーションも行なった。著書は、6万部を超えるロングセラーとなっている『大人の博識雑学1000』や、『人類なら知っておきたい 地球の雑学』(以上、KADOKAWA)ほか多数。