「いつも上機嫌でいられる人」がやっていること/マンガでわかる「自分を動かす」技術⑤

マンガ

公開日:2021/8/6

わかってはいるけど、「動けない」「やめられない」「続けられない」あなたへ!「自分を上手に動かす方法」を知れば、良い習慣がウソみたいに簡単に身につき、人生が思い通りになる! 精神科医ゆうきゆう氏の「心理メソッド」を人気漫画家Jamさんがマンガ化! 『マンガ版 ちょっとだけ・こっそり・素早く「言い返す」技術』に続いて、『マンガでわかる! 気分よく・スイスイ・いい方向へ「自分を動かす」技術』から全9回にわたって連載をお届けします。

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自分を動かす技術

 あなたの周りに、誰に対してもいつもニコニコと明るく笑顔の人はいませんか?

「私もできるならあの人みたいにいつも周りに明るく振る舞いたい……」と心で思ってはいても、実現するのはなかなか難しいことでしょう。

 仕事では納得がいかないこともたくさん起こりますし、人間関係も思いもよらない理不尽なことが起こります。ニッコリ笑顔で明るく対応できれば自分も周りも気持ち良く、人間関係もスムーズになると分かってはいても、我慢の限界。いつの間にか眉間にシワがよって不機嫌丸出しに……。

 こんな時こそ、「自制力」を駆使してみましょう。始めの一歩はとても簡単です。

あなたの「気分」はどこからくる?

 心理学者のフリッツ・ストラックらが行なった実験に、こんなものがあります。

 まず被験者にペンを咥えた状態で同じ本を読ませ、内容について感想を述べさせました。

 この時、ペンを口に垂直に咥えて読んだ場合(口がすぼまっている状態)と、平行に咥えて読んだ場合(口が横に広がり笑顔のようになった状態)のどちらがより本を面白く感じていたか、比較したのです。

 すると、前者より後者の方が本をより面白いと感じた、という結果になったのです。

 この結果により、強制的に作られた笑顔でも、心に影響を与えることが分かります。

 怒りが湧くから眉を寄せたり、楽しいから笑顔になったり……など、一般的に「心の動きによって表情は作られる」と考えられていると思います。

 しかし実は、心と表情の関係は一方通行ではありません。表情を作ることによって、気持ちを作ることも可能なのです(表情フィードバック仮説)。

「感情」はコントロールが難しい。でも、「筋肉」なら……

 感情はふとした瞬間に起こるので、感情自体が湧いてくるのをコントロールするのは、なかなか難しいことです。

 でも、表情は筋肉なので、ある程度自分でコントロールできますね。

 つまり、自分で表情を動かすことによって、心も自分の望む方へある程度動かすことは可能なのです。

 だから、例えば気分が落ち込んだ時は表情も同じように引っ張られますが、決して眉を下げて悲しげな顔をする必要はないのです。

 中でも、笑顔は、楽しい気持ちや喜びと直結しています。だから強制的に笑顔になれば、明るい気持ちもあとからついてくるのです。

 また、暗い気持ちの時には、口角を上げるのに加え、よくマンガで使われる効果音のように「ニッコリ」など、言葉を口に出してみるのもいいでしょう。

 言葉で感情を面白く言い表わすと、おかしみやシュールさが出てシリアスでいるのが難しくなります。気持ちがガラリと変わることがあります。

 余談ですが、「明るく振る舞う」と聞くと、ずっとニコニコしていて、活発に話しているイメージを持ってしまうかもしれません。しかしこれは間違いです。

 むしろ、ペラペラ話したり、相手を笑わせようと行動したりすると「楽しめ」「笑え」というような圧がかかって、相手は引いてしまいます。

 少しだけ顔の筋肉をコントロールして、ほんのり穏やかに微笑むだけでいいんです。どうか気軽に取り組んでみて下さいね。

Point 気分を変えたい時は「行動」で「感情」を操るのもアリ

<第6回に続く>

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