仕事の効率を上げるのは「文章力」! 文章力を底上げする基本とコツを紹介/伝わる文章術見るだけノート①

ビジネス

公開日:2021/8/31

監修・山口拓朗、イラスト・本村誠の書籍『伝わる文章術見るだけノート』から厳選して全4回連載でお届けします。今回は第1回です。せっかく頑張って文章を書いても、読んだ人に「で、何がいいたいの? 」なんて言われた経験ありませんか? デジタル化が進んだ令和でも、日常生活や仕事において文章を書く機会は多いです。「伝えたいことをうまく文章にできない」「何を書けばいいのかわからない」そんな悩みを持つ方のための“伝わる文章の書き方”を、見るだけシリーズのイラストでわかりやすく解説します。「伝わらない文章」が「伝わる文章」へと変化するお役立ちの1冊です。

「うまい文章」の共通ルールがゼロから身につく 伝わる文章術見るだけノート
『「うまい文章」の共通ルールがゼロから身につく 伝わる文章術見るだけノート』(山口拓朗/宝島社)

はじめに
「文章力」は仕事の効率と生産性を高める最大の武器

 令和時代を生きる私たちにとって、伝わる文章が書けるか否か。この差は「微差」ではなく「大差」です。

 あなたが、どれだけ優秀なビジネスパーソンだったとしても―。どれだけ有益な情報を持っていたとしても―。どれだけすばらしい思いや情熱を持っていたとしても―あなたが書く文章が相手に正しく理解してもらえなければ、残念ながら、あなたの努力は、すべてが水の泡です。

 怖いもので、伝わらない文章には、誤解や勘違いがつきものです。その誤解や勘違いをとば口に、取り返しのつかないミスやトラブルへと発展したり、周囲の人たちに不利益を与えたりすることもあります。

 これほど文章力が重要な時代であるにもかかわらず、多くの人が、思うように文章を書けず思い悩んでいます。「できれば文章なんて書きたくない」。そんなふうに思っている人も山ほどいます。

 しかし、パソコンやスマホが普及し、インターネットが整備され、テキストのデジタル化が進む中、文章を書かずに逃げ切ることはできません。そうだとしたら、対策は一つしかありません。

 文章力を伸ばすことです。

 ・伝えたいことをうまく文章にできない
 ・文章の内容を誤解されることがある
 ・何をどう書けばいいかわからない
 ・文章を書くスピードが遅い
 ・文章力を鍛える方法がわからない
 ・文章がくどくなってしまう
 ・長い文章を書くのが苦手だ
 ・「で、何がいいたいの?」と言われたことがある

 あなたにも該当する項目があるのではないでしょうか?

 ご安心ください。あなたの悩みがどんなものであれ、大船に乗ったつもりでいましょう。この本を読み、その内容を実践すれば、あなたの文章力は間違いなく伸びていきます。「伝わらない文章」が「伝わる文章」へと変化していきます。

 なぜなら、この本は、文章力を底上げするために必要な基本とコツを完全網羅しているからです。「文章を書く前の準備」「正しい言葉と文法の使い方」「書きやすい文章の型」「効率のいい情報収集方法」「文章の質を高める推敲方法」「メール&SNSの書き方」などなど、どのページから読んでもOK。一気にマスターする必要もありません。できそうなところから意識・実践していきましょう。“千里の道も一歩から”です。

 あなたの文章力が上達した時のことをイメージしてみてください。あなた自身のストレスが減るだけでなく、仕事の効率と生産性が飛躍的に高まります。文章力が武器となり、あなたの新たな才能の芽が花開くかもしれません。

 また、読む人に優しい文章を書くことによって、周囲から大きな評価を受けるでしょう。自信を深めたあなたの目には、可能性に満ちた未来が見えるはずです。

 さて、準備はいいですか? 自分自身に期待しながら、読み進めてください。

山口拓朗

伝わる文章術見るだけノート

<第2回に続く>

あわせて読みたい