恋愛の“仕組み“を知らないと損をする!? 好きな人と確実に付き合う方法とは?/モテる人の恋愛科学③

恋愛・結婚

公開日:2021/9/2

ひろと著の書籍『モテる人の恋愛科学』から厳選して全6回連載でお届けします。今回は第3回です。恋愛にも“仕組み”がある。最速で好感度を上げるコミュニケーション術、心の距離を縮めるLINEテクニックなど、今日からすぐに使えるテクニックが満載! 恋愛だけでなく、仕事や人間関係全般人類モテになる方法が学べます。自分に自信がもてない方必見!恋愛の仕組みを紹介します。

『モテる人の恋愛科学』を最初から読む


モテる人の恋愛科学
『ひといちばい敏感さんが、我慢なし!不安ゼロ!で恋愛無双する全テクニック モテる人の恋愛科学』(ひろと/KADOKAWA)

PART2 知っておきたい恋愛のしくみ

「恋愛のしくみ」を知らないと損をする

 このPARTでは、好きな人から好かれるために知っておくべき、恋愛のしくみやルールについて解説していきます。

 なぜ、しくみを知る必要があるのでしょうか。

 たとえば社会に出て、商談を進めようと思ったら、どうやって取引先に選んでもらうのか、値引き交渉にはどう対処するのかといった、ビジネスの基本を学ぶ必要があります。基本的なしくみを知らなければ、取引先に相手にしてもらうことさえできません。

 恋愛もそれと同じです。失敗や勘違いを防ぐには、しくみを知るのが一番。

 ですが、恋愛のしくみについて、学ぶ機会はほとんどありません。失敗しながら経験を積み重ねて身につけることはできますが、みんなが「別に失敗してもいいや」と思えるメンタルの強さを持っているなら、恋愛で悩んでいる人はこれほど多くはありませんよね。

 だから、繊細で傷つきやすい人ほど、恋愛のしくみを知っておく必要があるんです。

 

なぜ人は「付き合いたい」と思うのか

 そもそも、人はなぜ恋をするのでしょうか。これについては、多くの心理学者がさまざまな角度から研究しています。おもな説を2つ紹介します。

 

《子孫の繁栄》

 よく知られているのが、恋愛を子孫の繁栄という視点からとらえた考え方です。

 男性は健康な子孫を残すために、若くて外見の魅力的な女性を好んで恋をします。男性は同時に複数の相手と子孫を残すことができるため、特定の相手にこだわらず、子孫の「質」より「量」を求める傾向にあると考えられます。

 それに対し、女性には妊娠の可能性があり、一度に妊娠できる子どもの数は基本的に1人であるため、子孫の「量」より「質」を重視します。その結果、女性は経済的に安定した年上の男性を求める傾向があると言われています。

 

《友愛的な恋愛》

 恋愛には、友愛的な恋愛もあると言われています。これは、異性間の友情が深まって好意に発展したもの。幼馴染や同級生がいつの間にか恋人同士になって結婚する、というようなケースです。

 なぜ友愛が芽生えるかというと、人間には「誰かと一緒にいたい」と感じる、根本的な「親和欲求」があるからです。人は一人でいると不安になりますが、仲間がいると安心できます。そのため、仲間を求める行動を無意識的にとり、そのうち仲間に好意を持ったり、「自分に似ている」と感じたりするようになります。すると次第に好感度や親密度が高まり、「相手を助けてあげたい」「独占したい」という恋愛感情が生まれてくるのです。

 

恋が実る確率を上げていくのが恋愛の基本

「子孫の繁栄」という視点から見ると、イケメンや若い美女、お金持ちが断然有利です。しかしこうした恵まれた人は、世の中のほんの一握りですよね。

「自分には関係ない……」と思った皆さん、安心してください。

 人間には仲間を求める「親和欲求」があります。これを活用してコツコツと好感度や親密度を積み重ね、好きになってもらえる確率を上げていく。これが恋愛の基本です。

 そして、効率的にその確率を上げていくのに役立つのが、恋愛心理学のテクニックです。

 

「0か100か思考」ではうまくいかない

モテる人の恋愛科学

「好きになってもらう確率を上げるっていうけど、コミュ障の自分にはできる気がしません……」

 こんな相談もよく来ます。

 傷つきやすく、相手の気持ちを気にしすぎてしまう人は、恋愛を「好かれるか嫌われるか」「付き合えるか付き合えないか」と、「0か100か思考」で考えています。

 確かに、告白してOKがもらえるかどうかは、最終的には相手次第です。恋愛は相手があることなので、「OKがもらえる確率は90%」と思っていても、相手が「今は恋愛する気分じゃない」とかたくなに考えていれば、付き合うことは難しいかもしれません。

 一方で、自分では「OKがもらえる確率を60%までしか上げられなかった」と思っていても、相手の状況によっては、付き合えることもあります。

 それは、「好き」に限らず、感情にはグラデーションがあるからです。「友だち寄りの好き」もあれば、「限りなく恋人に近い好き」もあります。「好き」の色は1種類ではなく、ほんのり色づく桜色からショッキングピンクまで、濃淡があるんです。

「どうせ付き合えないから、相手に話しかけてもムダ」と行動を起こさなければ、確率は永遠に0のまま。ですが、まずは「友だち寄りの好き」を目標に話しかけ、そこから「恋人寄りの好き」を目指して頑張っていけば、付き合える可能性は上がっていくのです。

 恋が苦しいのは、「相手から選ばれる、選ばれない」「告白に成功した、失敗した」と0か100かで考えてしまうから。「付き合える確率が50%のところくらいまでは仲良くなれた」と、グレーな状況も受け入れられるようになると、苦しい気持ちもやわらぎます。

 

好きな相手と確実に付き合うための5つのステップ

 500人以上の恋愛相談にのる中でわかったのは、次の5つのステップをすっ飛ばして、相手と付き合おうとしている人がとんでもなく多い、ということです。

①自分を知ってもらう
②仲良くなる
③特別な存在になる
④デートに行く
⑤告白する

 まだ①の段階で、顔見知り程度の関係なのに、いきなり④のデートに誘ったり、⑤の告白をしてしまったりする人がいます。

 これでは、恋の成功確率はガタ落ちです。

 あなたにとって相手は、「最愛の人」「今すぐ付き合いたい人」ですが、相手にとってあなたは、単なる「顔見知り」か「友だち」にすぎません。その状態でいきなり告白しても、怖がられ、ドン引きされてしまうのがオチです。また、自分から話しかける勇気がなくて、相手に気づいてもらえるのをひたすら待ち、ずっと①のステップにいる人もいます。

 もちろん、例外的にこれらのステップをすっ飛ばしてうまくいくケースもありますが、基本的にはこの5つのステップを順番に踏み、段階的に関係を深めていくのが、相手と付き合える確率を限りなく100%に近づけるポイントです。

 

恋愛を複雑にしているのは自分自身

 この5つのステップを紹介すると、「確かにステップをすっ飛ばしていました……」と言う人もいれば、「恋愛ってそんな単純じゃないでしょ?」と言う人もいます。

 実は、恋愛を複雑にしているのは、案外自分自身でもあったりします。

「今の自分と相手の関係性を正確に把握する」。それさえできれば、恋愛はいたってシンプルなものへと変わり、苦しい恋愛からあっという間に卒業できるのです。

 たとえば、友だちの恋人を好きになってしまった場合は、どうでしょうか。あなたの好きな人は、もし友だちと付き合っていなければ、あなたを恋人に選ぶでしょうか。

 あなたが相手と親密な関係を築けていないのなら、よっぽどのミラクルが起きない限り、一生付き合うことはできないですよね。その状態で「友だちの恋人を好きになってしまった」と苦しむのは、問題を自ら複雑にしているだけなんです。

 でも、絶望することはありません! ここで大切なのは、「まだ親密な関係ではない」という相手との関係性を自覚すること。現実を正しく受け止めることで、初めて恋愛のスタートラインに立てます。そこから、今より上の関係性を目指していけばいいのです。

 

恋をしたら誰もがチンパンジー並みの脳になる

「ちょっと冷静になって考えてみて」
「今の自分と相手との関係性をちゃんと把握して」

 先ほどからエラそうに言っていますが、誰かに恋すると人は冷静ではいられないし、判断力が鈍くなるのがデフォルトです。僕も大いに経験があります(笑)。

 人は恋愛をすると、思考能力がチンパンジー並みにまで落ちると言われています。「この人のこと好き!」と感じると、脳内麻薬と言われるドーパミンがドバドバ分泌され、脳が酩酊状態になってしまうのです。

 このときの思考能力では、およそ20分先の未来までしか考えられないのだそうです。よく女性は「『一生大切にするよ』って言ったくせに! 噓つき!」と男性を責めますが、この言葉の持続力は、残念ながら20分しかないのです。

 だから、「好き♡ 今すぐ付き合いたい」と気持ちが盛り上がったときほど、「危ない危ない、脳内麻薬に騙されるところだった」と、気持ちをクールダウンしてください。

「自分たちはどんな関係性だったっけ? 今は挨拶する程度の仲だから、いきなり告白しても付き合えるわけないや(笑)。とりあえず、次は仲良く話ができる関係性を目指そう!」

 好きな人に好かれたいなら、こんなふうに自分を現実に引き戻し、いきなり告白→自爆、というルートをたどらないようにしましょう。

PART2のまとめ

● 失敗や勘違いを防ぐには「恋愛のしくみ」を知るのが一番。繊細で傷つきやすい人こそ、あらかじめ恋愛のしくみを学ぼう。

● 恋愛の基本は、「誰かと一緒にいたい」と感じる人間の「親和欲求」を活用して、コツコツと好感度を積み重ねていくことにある。

● 「好かれるか、嫌われるか」「付き合えるか、付き合えないか」といった「0か100か思考」では、恋愛はうまくいかない。「付き合える確率は50%」というグレーな状況を受け入れられるようになると、苦しい気持ちがラクになる。

● 付き合える確率を限りなく100%に近づけるポイントは、「好きな相手と確実に付き合うための5つのステップ」を順番に踏み、段階的に関係を深めていくこと。気持ちが盛り上がったときこそ、ステップをすっ飛ばさないよう落ち着いて。

<第4回に続く>

あわせて読みたい