これで語彙力アップ! よく使う言葉のバリエーションを増やそう/人間関係がラクになる 言い方&返し方の技術

ビジネス

公開日:2021/9/21

 「何か言われてもうまく返せない」「言葉足らずでイラッとさせてしまう」など、会話でのモヤモヤを実感することはありませんか?会議がウェブ上で行われるようになっても、メールでのやり取りやSNSの活用が増えても、コミュニケーションの重要性は変わりません。

そこで、伝える力【話す・書く】研究所所長である山口拓朗さんが、会話がスムーズにいくようになるうまい言い方や、一目置かれるスマートな返し方をご紹介します。

教養力・語彙力をアップ!

※本作品は山口拓朗著の書籍『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』から一部抜粋・編集しました

『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』を最初から読む


好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術
『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』(山口拓朗/日本文芸社)

これで教養力アップ①
語彙力をアップして同じ言葉の繰り返しを防ぐ

気の利いた表現ができなくて、同じ言葉のオンパレード…
そんな人は、よく使う言葉のバリエーションを増やすことから始めましょう。

 

考える=頭の中で思考を巡らせること

こんな言葉に言いかえ!

検討する=よく調べ、考えること

考慮する=さまざまな要素を合わせて考えること。特定の要素を検討に含めること

吟味する=よく調べ、精査して必要なものを選ぶこと

判断する=物事を見極め、自分の考えを決めること

考察する=よく調べ、よく考えて物事を明らかにすること

分析する=データ、資料を集めて考え、その性質や構成を明らかにすること

企画する=アイデアを出し、実現のための計画を考えること

構想する=考えを組み立ててまとめること

知恵を絞る=よい方法やアイデアを見出そうと努力すること

 

思う=個人的、主観的な感想、理解、判断のこと

こんな言葉に言いかえ!

理解する=正しくわかること。意味や内容をのみ込むこと

存じます/存じ上げます=知っている、承知している、思っているの謙譲語。「存知上げます」は、知っている対象が “ 人” に限定される

信じる/信じ込む=本当だと思うこと。信頼、信用していること

決心する/決意する=心を決めること/意思をはっきり決めること

志す=心の中に立てた目標に向かって進むと決心すること

願う=そうであってほしいと思うこと、求めること

案ずる=心にかけて心配すること

推量する=物事の程度や状態、他人の心中を推し量ること

想像する=知らないことや仮定の話に思いを及ばすこと

気にかける=気にする、心配する、注意して見ていること

好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術

 

頑張る=目標に向かって努力すること

こんな言葉に言いかえ!

鋭意努力する=気持ちを集中して努力すること

手を尽くす=あらゆる手段、方法をやり尽くすこと

尽力する=力を尽くすこと

精進する=ストイックに一所懸命努力すること

粘る=諦めずに続けること

打ち克つ=困難を乗り越えること

全身全霊をささげる=心身のすべてをささげて励むこと

不退転の決意で臨む=固い意志で目標に向かうこと

 

本当に=事実であること。程度がはなはだしいこと

こんな言葉に言いかえ!

心から/心底=表面的ではなく本心から/嘘偽りのない本心で

誠に/真に=間違いなく。実に

深く/厚く=心の深い部分からの気持ち/心入れが大きい。いたわりの心が強い

ひとかたならぬ=並みではない様子

極めて=この上ないくらいに程度がはなはだしいこと

 

スゴイ=際立っている、優れていること

こんな言葉に言いかえ!

優れた/優秀な=他よりまさっていること

抜群=能力や出来映えが特に優れていること

目覚ましい=驚くほど、目を見張るほどのすばらしさ、立派さ、進化の速さ

無類=比べるものがないほど優れていること

選りすぐり/選り抜き=よいものの中から、さらに選び抜かれたもの

出色=能力、出来映えが他より目立って優れていること

=特定の分野に精通していること

折り紙付き=保証ができるほど価値に定評のあること

 

たしかに=判断が間違いないこと。同意すること

こんな言葉に言いかえ!

まさに=誇張することなく、正確であること

間違いなく=必ずといっていいほど、そうだと判断できること

まさしく=疑う余地がないこと

紛れもなく=極めて明白であること。間違えようのないこと

<第7回に続く>

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