他人が気にならなくなる方法、それは圧倒的ナンバーワンになること/君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉

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公開日:2021/11/19

コロナ禍で新しい価値観や生活様式など大きな変化が続く時代のなかで、ゆるぎない誰かの「言葉」にそっと浸ってみたいときはありませんか?

今回は、初の著書『俺か、俺以外か。ローランドという生き方』が30万部を超える大ヒットとなった、ROLAND待望の第二弾『君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉』をご紹介します。

「現代ホスト界の帝王」から実業家まで幅広い顔を持つROLAND。発する言葉のすべてが「名言」になる…といわれるポジティブシンキングの秘訣やミニマリストとしての価値観など、「ローランド流」がたくさん詰まった前向きな言葉の数々をお楽しみください!

※本作品はROLAND著の書籍『君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉』から一部抜粋・編集しました

君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉
『君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉』(ROLAND/KADOKAWA)

君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉

君か、君以外か。君へ贈るローランドの言葉

「自分軸で生きよう」

 そんなことを言われても、他人が気になってしょうがないし、人と自分をまったく比べずに生きていくなんて不可能だ! 綺麗事だ! と言う人もいるだろう。

 そんな貴方に、楽ではないが、他人が一切気にならなくなる方法を教えよう。少し難易度の高い解決方法ではあるが……。

 まあ、そもそも何かを得るには、苦労が伴うものだからね。それでもいいと言うのなら、読み進めてくれ。

 

 他人が一切気にならなくなる方法。それは「圧倒的なナンバーワンになること」だ。

 自分の目に他人が映るのは、二番目以降の者達だ。

 先頭に立てば、目の前に広がるのはゴールテープのみ。

 他人が気になるのは、自分がナンバーワンじゃないなによりの証拠だ。

 

 今でこそ、どんな人が世の中にいようが「他人は他人、自分は自分」、純粋にそう思える。

 しかし、実は俺もホスト時代には、他人の存在が気になってしょうがなかった。

 毎日のように自分に順位がつけられ、自分の価値が数字として如実に表れるというちょっと特殊な世界にいたのだから、当然と言えば当然だったのかもしれないが。

「ほかのホストが、いくらのボトルを入れた」
「ほかのグループのホストが、いくら売り上げた」
「ほかのホストが、何人指名を呼んだ」

 そんなことが、気になって気になってしょうがなかった。そして、そんな自分が嫌だった。

 

 だけど、俺は思ったんだ。

 圧倒的な一番になれば、俺の目に映る者は、もう誰もいないじゃないか! と。

 そう考えてからすぐに、圧倒的なナンバーワンになれたわけではないが……。

 この言い知れぬ嫉妬心の原因と、その解決方法がわかったのは大きかった。

 それ以降は、他人のことが気になってしょうがなくても、

「この気持ちにゴールがないわけじゃないんだ。お前がナンバーワンになれば、すべて綺麗さっぱり解決さ!」

 そう思えるだけで、心が軽くなった。

 

 苦労も多かったが、結局キャリアを積み重ねていく中で、最終的に俺は、業界の誰にも負けないぐらいに、目立ちに目立ちまくって、勝って勝って勝ちまくった。

 それはもう、申し訳ないぐらいに勝ちまくった。

 その結果、あれだけ気になってしょうがなかったライバル達が、気づけば誰ひとりとして、俺の目には映らなくなった。

 もはや振り返っても誰もいなかった。

 だから、俺は心置きなく次のステージに行くことができたんだ。

<第5回に続く>


▶ROLANDさんインタビュー記事はこちら
前編:https://ddnavi.com/interview/814389/a/
後編:https://ddnavi.com/interview/814396/a/

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