僕と猫/永塚拓馬です。

アニメ

公開日:2021/11/11

デビュー以来、人気作・話題作に多数出演する声優・永塚拓馬さん。多趣味で好奇心旺盛、興味のあることは突き詰めていく。「1日が100時間あればいいのに……」そう語る永塚さんが日々の中で、何を感じ、思っているのか。学生時代からデビュー、声優の仕事、アーティストデビューなど、現在までを綴ってもらいます。

永塚拓馬
撮影:永塚拓馬

“ ながにゃん ”いつからかそう呼ばれるようになりました。きっかけは、とある作品のラジオコーナーでニックネームを募集した時に、演じているキャラクターが猫好きという事で、ながにゃんと名付けられたからだったと記憶しています。

 それ以来、全く作品に関係のない方々からもながにゃんと言われるようになり、すっかりこのアダ名で定着しました。

 とはいえ正直に言うと僕は、子供の頃猫があまり得意ではありませんでした。あの明るい場所で狭まるアーモンド型の瞳孔。犬よりも感情が分かりづらい気紛れな性格。それがいつ自分に剥いてくるのかと、子供心に怖かったんですね。

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 そんな苦手意識が変わったのは、高校の時、知り合いの猫を引き取ってからでした。その猫は“ ちぃ ”という日本猫で、身体は丸々としていて、とても大人しく。それまで自分がイメージしていた猫の印象を大きく変えてくれました。

 その当時、自分は進路が定まっていないのもあり、周りから孤立していたというか、身内には味方が居ないと感じていたので、唯一心を許せるのが“ちぃ”でした。マイペースで我関せず。自分の心地好い事をのんびりと楽しんでいる。そんな存在が自分には有難かったんですね。僕自身も自由人全盛期で、尚且つあんまり他人に干渉しないタイプなので、お互いウマがあったのか気付けば隣に彼がいる。そんな関係になっていました。

 だからなのか『にゃん』という男につけるには可愛らし過ぎるアダ名にも、今はあまり違和感もなく付き合えています。あと数年なのか、それともお爺さんになってもずっとこのアダ名で呼ばれるのかは分かりませんが、マイペースにのんびりと歩んでいこうと思います。自分に心地好い事をのんびりと……。

永塚 拓馬(ながつか たくま)
神奈川県出身。10月4日生まれ。趣味は音楽・映画・舞台鑑賞、読書、紅茶、料理、ピアノ、ギター、ダンス、旅行、美術館巡り等々。主な出演作品は『KING OF PRISM byPrettyRhythm』西園寺レオ役、『アイドルマスターSideM』冬美旬役、『ヴィジュアルプリズン』ヴーヴ・エリザベス役、『SK∞エスケーエイト』MIYA役、『遊☆戯☆王SEVENS』安立ヨシオなど、ほか多数で、ラジオ・テレビなどにも出演する。2021年10月6日(水)にアーティストデビューとともに、1st mini album『dance with me』をリリース。

Twitter:@takumanagatsuka
音楽STAFF公式Twitter:@staff_nagatsuka
Youtube:永塚拓馬 Official Music Channel