逆らう者は許さない義母。家族は誰も逆らわず、私が反論すると…/ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください!

暮らし

公開日:2021/12/21

 言葉や態度で精神的に相手を追い詰めるマザコンの“モラハラ旦那”。嫁いびりをする同居の“義母”。そんな親子に毎日いびられ続けたら――。

『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』では、そんなストレスの多い生活を実際に送る著者・maronさんが、4コマと痛快な文章で綴ります。「もう我慢しない! いい嫁はやめて逆襲だ!」モラハラ旦那&義母のありえない実態と、2人に逆襲する嫁・maronさんの奮闘を描いた実録コミックエッセイです。

 自分に逆らう者は意決して、許さない義母。義母の意見に反論すると…。

※本作品は高田真弓:イラスト、maron:著の書籍『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』から一部抜粋・編集しました

この記事はセンシティブな内容を含みます。ご了承の上、お読みください。

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ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術
『ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術』(maron:著、高田真弓:イラスト/KADOKAWA)

サイコパス義母編

テレビから虐待のニュースが流れるたびに「しつけのために手を上げてなぜ悪いの? どこの家でもよくあるのに」って力説する義母の横で黙っている旦那を見ていると、“暴力で押さえつけるとこんな人間になる”という縮図のような気がして「うちでは絶対に暴力は許さない」って言ってみたら無視されました。

ウチのモラハラ旦那&義母、どーにかしてください! 闘う嫁のサバイバル術

時代に追いつけない義家族は子育てに一切、か・か・わ・る・な!

 私は昭和後期生まれの30代。言うことを聞かないと親や教師に殴られた世代です。でも、それは過去の話。今は法律も整備されつつあり、子どもの心に傷を残す行為を防ぐ方向へ世の中は動いています。

 その日は義弟夫婦が子どもたちを連れて遊びに来ていました。そんな中、テレビから子どもへの虐待のニュースが流れたのです。

「どうして叩いちゃいけないのかしらね? どこの家でもあることなのに」

 さすが戦国時代からタイムスリップしてきた義母。孫もいる状況でよくそんなこと言えるな。

 義家族が恐ろしいのは、誰も義母に逆らわないところ。大人が否定しなければ子どもたちは「言うことを聞かないと叩かれても当たり前なんだ」と思うのに!

「お義母さん! うちでは絶対に子どもへの暴力は許しません! 絶対に!

 私は義家族全員に聞こえる大きな声で義母に反論しました。

“絶対”と2回も言ったのだから相当効いてるはずだ。なんなら謝ってくるかもしれない。いや、許すもんか! 私は言い切った自分に少し酔いながら毒義母の顔を見ました。

「お茶もう一杯飲む?」

 完・全・無・視!

 嫁は義家族にとって、発言権だけじゃなく人権すらない存在。こんな母親の姿を子どもに見せるのも胸が痛い。

 気まずそうな表情をする義弟一家。いったい何を恐れてそこまで義母に従うのか。両親に、直接的な暴力と言葉の暴力で押さえつけられてきた旦那は、黙ってテレビの画面を見続けています。

 サイコパス気質の義母は、逆らった人間を徹底的に打ちのめします。義弟一家は孫への過剰なプレゼントや、金銭的な援助が途絶えることを恐れているのでしょう。

 子どもの前で過去に行ってきた虐待自慢を楽しそうに話す義母。反論すると、私だけ食後のケーキが出てこなかったこともあります。

 おい義家族ども! 覚えてろよ! その古い価値観に従うならビタ一文いらない。暴力はダメだけど義家族どもを整列させ、「歯を食いしばれぇぇ~!」とか言いながら、全員往復ビンタしたい気分です。

本日のスカッとポイント!
義母へ 暴力や経済的DV、嫌がらせでは決してコントロールできない人間もいると知ってください。

<第9回に続く>


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