現代の新たなコミュニケーション手段。オンラインこそ「聞く力」が発揮される!/人は聞き方が9割

ビジネス

公開日:2022/3/2

 長引くコロナ禍で大きく変化したコミュニケーション様式。ネットを介したコミュニケーションが増える中で「会話がなかなか続かない」「人の話を聞く力を身につけたい」などの思いを持つ方も多いかもしれません。

 ふだん話すときに「不安」や「戸惑い」を持つ人におすすめしたいのが、“好かれるコミュニケーションの極意”が詰まった『人は聞き方が9割』。2021年に話題になった『人は話し方が9割』の著書・永松茂久さんによる最新刊です。

 ちょっとした「聞き方のコツ」を押さえるだけで、あなたも「聞き上手」に! さまざまな場面で大いに役立つ1冊です。

 コロナ禍に伴い急速に増えた、オンライン上でのコミュニケーション。今まで以上に話の「聞き方」に注目が集まっています。

※本作品は永松茂久著の書籍『人は聞き方が9割』から一部抜粋・編集しました

人は聞き方が9割
『人は聞き方が9割』(永松茂久/すばる舎)

内容よりも、「感情」を聞こう

心をひらくキラーワード

 人は誰しも、自分を否定されたくはありません。

 否定されて嬉しい人など、どこにもいません。

 できれば気持ちをわかってほしいし、共感してほしいのです。

 しかし、今まで生きてきた十人十色の背景の中で、自らをいきなりさらけ出すということに抵抗感がある人も少なくありません。

 すべての人がコミュニケーション上手というわけではないのです。

 そういう人でも、心をひらけば、ダイヤモンド級の気づきをくれる話を必ず持っています。

 では、いかにして相手の心をひらいていくのか?

 どんな時に、人は安心感を持って話をしてくれるのか?

 それは「この人は私のことをわかってくれる」と思えた時、つまり共感してくれたと感じた時です。

 この時に、心の警戒が徐々に解除され始めるのです。

 少しずつ相手の心をひらいていくキラーワードがあります。

 それは

 「そうだよね、わかるよ」

 という言葉です。

 「実はこんなことがあったんです」

 「そうだったんだ。大変だったね」

 悩みを打ち明け始めた時に、こう共感してもらえると、

 「あれ? この人って話を聞いてくれそう。でもダメダメ、そんなに簡単に心をひらいたら、だまされるかも」

 と驚きながら、また警戒します。

 人には会話においていろんなトラウマを抱えている人がいます。

 過去に信じていた人に裏切られた人。

 いろんな場面で人から否定されてきた人。

 自分の悩みを笑われたことがある人。

 心ないひと言によって、気持ちを傷つけられた経験のある人は、相手に対して心をひらくということに対して恐れを持っているものです。

 そしてこれは多くの人に当てはまると言ってもいいでしょう。

 そのことを理解した上でしっかりと相手の気持ちに寄り添っていくと、相手の心がゆっくりと溶け始めます。

 こうしたことを心に置きながら、徐々に

 「そうなんだ、わかるよ」

 「うん、そっか。わかるわかる」

 という言葉を使っていくとこうなります。

 「あれ? なんか安心する」

  ↓

 「うわ、やっぱり安心する。もっと話したい」

  ↓

 「安心したー、もっと聞いてー」

  ↓

 「たくさん聞いてくれてありがとう。大好き。また会いたい!」

 相手の心の扉を徐々にひらいていく言葉、それは「そうだよね、わかるよ」という共感なのです。

100%好かれる聞き方のコツ
最強の共感ワード「そうだよね、わかるよ」で心の扉をひらいていく

人は聞き方が9割
©久保久男/朝日メディアインターナショナル

『人は聞き方が9割』をAmazonで読む >

『人は聞き方が9割』をRenta!で読む >

■Amazon「現金チャージ」でさらにポイントGET!


あわせて読みたい