今は亡き人気推理作家が作った“密室”。10年前、彼が披露した雪白館の「密室トリック」とは?/密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック①

文芸・カルチャー

更新日:2022/3/3

第20回『このミステリーがすごい!』大賞・文庫グランプリ受賞作。鴨崎暖炉著の書籍『密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック』から厳選して全5回連載でお届けします。今回は第1回です。三年前に起きた日本で最初の“密室殺人事件”。その判決を機に「どんなに疑わしい状況でも、現場が密室である限り無罪」が世間に浸透した結果、密室は流行り病のように社会に浸透した。そんななか、主人公の葛白香澄は幼馴染の夜月と一緒に、10年前に有名な「密室事件」が起きた雪白館を訪れる。当時は主催者の悪戯レベルだったが、今回はそのトリックを模倣した本物の殺人事件が起きてしまい――。あなたは、この雪白館の密室トリックを解くことができるか!? ミステリー好きの高校生・香澄は、幼なじみの夜月に誘われて雪白館を訪れる。館の主にして推理作家の雪城白夜が、10年前のホームパーティで披露した密室事件。白夜が他界した現在はホテルとして使われ、事件の部屋だけは当時のまま残されているというが…。

密室黄金時代の殺人 雪の館と六つのトリック

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