追い込む練習ではなく楽しんで走る/安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし⑤

暮らし

公開日:2022/4/17

頑張りすぎない、ちょっと素敵な日常が垣間見えるインスタグラムが人気の安田美沙子さんは、走ることで、自分がよく分かるようになったといいます。どこが傷むのか。どう疲れるのか。どうケアすればいいか。自分の体のことが分かり、メンタルの安定感も得られるようになったそう。アラフォーとなり、健康食コーディネーターやランニングアドバイザーの資格も取得。2人の子育て真っ最中の彼女の忙しい日々を1冊にまとめた『安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし: 美・食・走る 私のゆる楽しい日々の習慣』をご紹介。

安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし 美・食・走る 私のゆる楽しい日々の習慣
『安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし 美・食・走る 私のゆる楽しい日々の習慣』(安田美沙子/小学館)

美沙子流カフェRunとは

ランの途中でエイドステーション代わりに近くのカフェに立ち寄る、“カフェRun”。これまでフルマラソンを目標に追い込んで走ってきた私にとって、走る楽しさを再確認できた新鮮な体験となっています。“カフェRun”がおすすめな理由をお伝えします。

追い込む練習ではなく楽しんで走るRun

“今日から自分も走ってみよう”と、いざ道に出てみたら、景色が単調で意外としんどかったという経験はありませんか。私がハマっている“カフェRun”は街を仲間と楽しんで走りたいときにおすすめです。

 ポイントは、立ち寄りたいスポットをコースに組み込むこと。たとえば“渋谷カフェRunコース”や“谷根千散策コース”(60ページ)では、おしゃれな街並みや公園の森を抜けてカフェに寄ったり、商店街や西郷隆盛像などで下町気分が味わえます。人の少ない曜日や時間帯には、比較的スムーズに走ることができると思います。走ることで街がよく見えてきたり“あっという間だった”と感じられるかもしれません。

 カフェRunを始めたきっかけは仲間とエントリーしていた駅伝大会がコロナ禍で中止になったこと。開催予定地の代々木公園で走り込んできたのですが、“公園を抜け出してカフェに行こう!”と、カフェ通のコーチと盛り上がったのが始まりでした。追い込むばかりで走る楽しさを忘れていた私にとって、カフェ自体がとてもいいエイドステーションとして機能したのです。

初めて走る人のためのRunの基本情報

 走るときは、速乾性のあるランウェアがおすすめです。シューズは必ず店頭で履いてみましょう。走る前は水分をとってトイレをすませ、足首を回し、アキレス腱を伸ばすなど、ウォーミングアップしてから走り出します。走る間隔は週2〜3回。距離とタイムは4㎞を30分目安ぐらいから始めて、徐々に距離を伸ばします。楽しみながら、無理なく続けていけるといいですね。

安田美沙子のRunから始まる笑顔な暮らし 美・食・走る 私のゆる楽しい日々の習慣
撮影協力/ONIBUS COFFEE中目黒店

●街の景色を楽しみながら走ってリフレッシュ

●途中で立ち寄るスポットはがんばった自分へのごほうび

●コースや距離は欲張らず楽しく走れることを目指して

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安田美沙子/タレント、ランナー、食育インストラクター、健康食コーディネーター、宇治市観光大使、(株)FOUR O FIVE代表取締役。1982年、北海道札幌市生まれ、京都府宇治市育ち。20歳で「ミスマガジン2002」においてミスヤングマガジンに選ばれてデビュー。2004年からTBS『アッコにおまかせ!』の準レギュラーに。29歳でNHKの朝ドラ『カーネーション』に女優として出演を果たし、同年の「名古屋ウィメンズマラソン2012」では3時間44分56秒を記録してサブ4を達成。31歳でファッションデザイナーの夫と結婚、35歳で長男出産、2020年2月に次男を出産。結婚後、家族のために食育インストラクターや健康食コーディネーターの資格を取得して、食育活動を始める。2018年に日本を代表する料理人が集う食活動団体「ChefooDo」会員に。2019年5月に職人による和のプロダクトを扱うブランド『FOUR O FIVE』を設立。2020年11月に公式YouTubeチャンネル「安田美沙子です。」を開設。2021年9月にはランニングアドバイザー資格を取得。趣味は、多忙な日常をライカで撮ること。