【第14回】怒るってなんだろう、と思って『「怒り」のマネジメント術 できる人ほどイライラしない』を読んでみた。

更新日:2013/8/8

第四章・「いま」「この場」の怒りをなんとかする

アレルギーでいう対症療法、
ようするに薬によって即座に症状をおさえることですね。
しかし怒りには薬は効かないので、
別の方法で即座に怒りを抑える方法を説いています。
怒りをドン!っと感じた時まずその怒りを点数化する、
そして自分であらかじめ決めておいた言葉で消化する、
そして怒りの矛先を変えたり、
その場から逃げ出してしまったり、
と具体的なノウハウと理由がたくさん!
速攻で怒りを消し去りたい方はぜひご一読を!!

第五章・「怒らない体質」の自分に変わる

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アレルギーでいうところの「体質改善」ですよね。
ここで著者は「怒りを記録する」ことを提言しています。
なぜ怒ったか。どういう感情になったか。
相手にどういう反応をしてほしかったか。
どういう状況だったか、などなど。
冷静に文書化することです。
これつい最近流行ったダイエットでもありましたよね。
朝から何を食べて何を飲んだか。
それをノートにメモをし続けるだけであら不思議。
ダイエットできる、ってやつ。
(効果には個人差があります)
やはり怒りというのは「感情的」の王様。
まさに理性的の対極にあるワード。
そんなものを冷静に分析することなんて
普通は不可能ですよね。
それをノートに冷静にメモすることで
自分が何に怒りを感じるのか、
どういう状況で怒ってしまうのか、
という自分の中の地雷を
客観的に発見することができるのですね。
素敵なことですね。
地雷・・・。
僕もいろんな音楽番組のMCをしているのですが、
やはり地雷には一番気をつけます。
どこに地雷があるかわかりませんから、
言葉には慎重にならざるをえません。
あとプライベートでも地雷、ってこわいですよね。
何気ないことをポロッと話してたら
いきなり相手が不機嫌になり
メールも返してくれなくなったり、っていうね。
気づかないうちに地雷を踏んでいたんでしょうね。
そういった意味でも、
自分の中の地雷、
そして「コアビリーフ」を理解する、というのは
とても建設的な行動ではないでしょうか。

あと第六章・第七章では
怒りを消化する具体的なノウハウがたくさん書かれています。
怒りやすい方。
ぜひぜひ前章を熟読してから
こちらを本書で読んでいただければな、と思います。

今のところ僕はのほほんとした性格で、
「怒ってもいいところじゃないの」ってところでも
「あ、そうなんだー鼻くそほじほじ」
といった状態なので大丈夫そうですが、
いつ「コアビリーフ」が
グイグイズンズン上がってくるかがわからないので、
この本を常に本棚においておいて、
いつか自分が切れやすいヒャダイン
略してキレダインになった際にはこの本を取り出して、
オダヤカダインに戻りたいと思います。
怒り散らかしているおじさんより、
包容力のあるおじさんのほうが魅力的ですよね!
よし!!!!