その不調、「ねこ背」が原因かも…。 ねこ背が招く“老け見え”とは?/きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし

健康・美容

公開日:2022/4/17

 パソコンやスマホの操作、運動不足…現代人の生活には「ねこ背」になりやすい原因があふれています。そしてねこ背には、肩こり、頭痛、腰痛など体調に影響を及ぼすさまざまなリスクも…。

 今回ご紹介するのは、5万人以上の体を診てきたカリスマ整体師、片平悦子さんの著書『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』。著者自身の体験に即した、ねこ背を治す簡単な方法を伝授します。

 ポイントは「背筋を伸ばす」のではなく、座るときに「机に寄りかかる」こと。1回30秒でOKなので、これまで姿勢を正そうとしても続かなかった人でもラクに続けられます。ねこ背を治すことで体に現れる良い影響や、「ねこ背伸ばしの座り方」のコツもご紹介。元気を保つベースともいえる姿勢を改善したい人におすすめの1冊です。

 ねこ背のままでいると体のあちこちに少しずつ影響が…。そのなかで、ねこ背が招く“老け見え”を紹介します。

※本作品は片平悦子著の書籍『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』から一部抜粋・編集しました

きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし
『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』(片平悦子/アスコム)

その不調、「ねこ背」が原因かも!?

 小学生の頃、机にかじりつくようにして勉強していると、先生から「姿勢をよくしなさい!」と叱られた記憶はありませんか? 昔の子どもなら「背中をまっすぐに!」とおばあちゃんに怒られ、背中をパシッと軽く叩かれたり、背中に物差しを差し込まれる、なんてこともよくありました。

 ところが、大人になると「背筋を伸ばして!」「背中が丸まっているよ!」なんて注意してくれる人もいなくなってきます。そして、今やパソコンにスマホの操作と、いつの間にか背中が丸まってしまうようなことばかりが増えてきたように思います。

 その結果、昔だったらおばあちゃんにパシッと叩かれるような背中の持ち主に……。

 ところで、「ねこ背」ってどういうものでしょう。

 初めにお断りしておきたいのですが、たとえば机に向かっているときだけ背中が丸くなってしまう、というだけでは「ねこ背」とはいいません。それは単なる「ねこ背予備軍」。もちろん、ねこ背に進行してしまう可能性はゼロではありませんが、ちょっと気をつけていれば簡単に治ります。

 そうではなく、本当の「ねこ背」はどういったものでしょう。

 それは、次のような特徴があります。

●背骨が丸くなる
●肩が前に出る
●首が前に出る(ストレートネック予備軍)
●胸が縮こまり、女性はバストが垂れる
●顎が突き出る
●腰が丸まっている
●お腹がぽっこり出ている
●お尻が垂れている
●太ももの内側に力がない

 ねこ背は単に「姿勢が悪くてカッコ悪い」だけの問題ではありません。ねこ背を続けることで、体のあちこちに影響が出るのです。まずはざっとあげてみましょう。

●頭痛
●肩こり
●腰痛
●内臓全般の不調
●肺活量の低下
●精神的な不調
●O脚

 いかがですか? 頭痛・肩こり・腰痛までは「そうでしょうね」という気がしますよね。ところが、内臓や肺活量、さらに精神的な不調や美容的にまで損となると「それは違うのでは?」と思ったのではないでしょうか。

きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし

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