効果が実感できなくて健康グッズを買い続ける「ねこ背難民」急増中!/きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし

健康・美容

公開日:2022/4/18

 パソコンやスマホの操作、運動不足…現代人の生活には「ねこ背」になりやすい原因があふれています。そしてねこ背には、肩こり、頭痛、腰痛など体調に影響を及ぼすさまざまなリスクも…。

 今回ご紹介するのは、5万人以上の体を診てきたカリスマ整体師、片平悦子さんの著書『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』。著者自身の体験に即した、ねこ背を治す簡単な方法を伝授します。

 ポイントは「背筋を伸ばす」のではなく、座るときに「机に寄りかかる」こと。1回30秒でOKなので、これまで姿勢を正そうとしても続かなかった人でもラクに続けられます。ねこ背を治すことで体に現れる良い影響や、「ねこ背伸ばしの座り方」のコツもご紹介。元気を保つベースともいえる姿勢を改善したい人におすすめの1冊です。

 「腰痛解消」や「姿勢矯正」をうたうグッズを次々に購入し、使わなくなってしまう…そんな「ねこ背難民」を解消するには?

※本作品は片平悦子著の書籍『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』から一部抜粋・編集しました

きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし
『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』(片平悦子/アスコム)

「ねこ背難民」が急増中!

 ちょっとした空き時間があると肩を縮こめるようにしてスマホをいじったり、背中を丸めて長時間パソコン作業をしたりするなど、現代人は背中を痛めつけるようなことばかりしています。しかも、近年のコロナ禍により、その傾向はさらに高まっています。

 それは、仕事だけではなく、終業後も休日も家で過ごす時間が増えたから。仕事中は椅子に座って机に向かい、リラックスタイムはリビングのソファに背中を預けてだらりと座りながらテレビを観る……。

 そんな姿勢で毎日を送っていたら、健康に悪影響が出ないわけがありません。

 実際、コロナ禍になってから、肩こりや頭痛、腰痛で悩む人が急増しています。

 そのほかにも、心配なのが「垂れ首」です。垂れ首とは、立っていても真っ直ぐ前を向けないほど、首が前に曲がってしまっており、頭を上げるのがツラくなります。前が見えにくくなるだけではなく、覇気がない、老けて見えるといった容姿にも影響してきます。

 垂れ首は、首から背中をつなげる筋肉が弱まってしまい、絶えず顎を引いているようになってしまうのです。このまま筋肉が固まってしまうと、骨の形が変わってしまい、ずっと首が垂れた状態になるのです。

 特に、パソコン作業やスマホの操作をし過ぎると、垂れ首になりやすいので、姿勢を変えるのが一番良い対策です。特に、成長期にある子どもや若い人は、要注意。これから体ができていくという時期に垂れ首が悪化してしまうと、最悪の場合、一生首が曲がったままになる可能性があります。日頃の運動不足を解消しつつ、座り方を改善し、ストレッチを取り入れて何らかの対処をすることが大切なのです。

「腰痛解消」や「姿勢矯正」を謳うグッズもたくさん登場しています。

 テレビの通販番組でタレントが「背中がシャキッとする!」と驚きの声を上げて腰に巻くベルトや座椅子を紹介することもありますし、整骨院で「院長開発」と銘打った健康器具や椅子を勧められることもあります。

 実際に腰痛や頭痛、肩こりで悩んでいるのですから、わらにもすがる思いでそれらを買ってしまう、そんな人が増えています。

 これで抱えているトラブルや痛みがなくなるなら、それはよい買い物だったといえるでしょう。

 しかし、得てしてそうはいかないものではありませんか?

 効果を感じられても一時のことだったり、装着が面倒で三日坊主になるなどして、いずれ使わなくなってしまう……。私もそうだったから、よーくわかります。

 もちろん、痛みはなくなりません。「全然効かなかった」とか「続けられなかった」といいながら、そうした器具やグッズは納戸や押入れの中にしまいこまれます。

 そして、また通販番組や新しく通い始めた整体院などで勧められるままに、新たな「腰痛対策グッズ」を買ってしまう……。同じ展開になることをすっかり忘れて……。

 こうした人たちを、「ねこ背難民」と呼んでみたいと思います。

 体調をよくしたい一心とはいえ、トラブルの原因に気づかないままではどんなグッズを買っても残念ながら意味がないのです。

 しかも、こうしたグッズは高価なものがたくさん。「高いほうが効きそう!」と思ってしまうのが常なので、家計への負担も大変!

 新しく登場するものに目がなく、人に勧められるとその気になってしまう、そんなピュアな人が「ねこ背難民」になりやすいのかもしれません。

『きれいな姿勢に生まれ変わる ねこ背伸ばし』をAmazonで読む >


あわせて読みたい