マイバッグやマイボトルで世界は変わる!? ごみ削減のために大事な「4R」という取り組み/イラスト図解で日本と世界がわかる! 親子で学ぶSDGs

社会

公開日:2022/4/22

 温暖化や異常気象、世界の貧困…私達が暮らす地球にはさまざまな問題があります。このまま事態が深刻化したら、未来はどうなってしまうのでしょうか。

 そんな問題を解決するため、国際連合(国連)が世界中の人々に向けて定めたミッションが「SDGs(持続可能な開発目標)」です。けれど、具体的にはなにをすればいいのか、きちんと説明できる人は意外と少ないかもしれません。

 『イラスト図解で日本と世界がわかる! 親子で学ぶSDGs』は、わかりやすい言葉でSDGsを解説した1冊。かわいいイラストもふんだんにあり、大人も子どもも楽しく学べます。地球の未来を守るため、親子で「世界を知る授業」に参加してみませんか?

 私たちの暮らしの中でとても身近なごみ問題。近年ヨーロッパで提唱された、ごみを減らすための取り組み「4R」とは?

※本作品は笹谷秀光監修の書籍『イラスト図解で日本と世界がわかる! 親子で学ぶSDGs』から一部抜粋・編集しました

イラスト図解で日本と世界がわかる! 親子で学ぶSDGs
『イラスト図解で日本と世界がわかる! 親子で学ぶSDGs』(笹谷秀光:監修/日本文芸社)

私がマイバッグを使うと、世界は変わる?

かかわりの深いSDGsの目標

イラスト図解で日本と世界がわかる! 親子で学ぶSDGs

ごみを減らすための取り組み「4R」

 ものをつくり、消費する過程では、たくさんのごみが出ます。ごみの処分方法は地域によって違いますが、焼却する場合は大量の二酸化炭素が排出され、埋め立てる場合は広大な土地が必要になります。ただ大量生産と大量消費を繰り返すスタイルは、とうてい持続可能とは言えません。

 そこで近年、ヨーロッパで提唱されたのが、ごみを減らす「4R」です。もともと「Reduce(ごみの発生を抑える)」、「Reuse(再利用)」、「Recycle(ごみの再資源化)」の頭文字をとり「3R」が提唱されていましたが、それに「Refuse(ごみになるものをつくらない、買わない)」を加えて、つくる側とつかう側がこれらを実践することで、ごみを減らそうという取り組みです。

 アメリカのサンフランシスコ市は、熱心に4R活動に取り組む地域のひとつ。市が所有する建物や広場でペットボトルの販売を禁止し、かわりに水筒へ水を入れられる場所が多く用意されています。アーティストがごみを使って作品をつくるという、ユニークな取り組みも行われています。

 ごみの削減には、個人の取り組みが大きな力になります。マイバッグやマイボトルを持ち歩くなど、少しの工夫で世界を変えられるのです。

出典:日本貿易振興機構、国際開発センター

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