気象病の症状はさまざま。あなたの体や心の不調、実はお天気のせいかも?/「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本

健康・美容

公開日:2022/4/25

 天気が悪い日に起こる頭痛やだるさなどの不調、いわゆる「気象病」に悩まされている方は多いのではないでしょうか。

 今回ご紹介する書籍は、これまでに1万人以上を診察してきた天気痛ドクター佐藤純氏が、天気が悪いときの不調の原因や、症状を緩和する方法を優しく丁寧に解説。異常気象により不安定な天候が多い現代。『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』で、気象病との上手な付き合い方を学んでみませんか。

 これまではっきりしていなかった天気と体調の因果関係。天気痛ドクター・佐藤純氏の研究から、体や心に大きな影響を与えているという「天気の変化」について学んでみましょう。

※本作品は佐藤純著の書籍『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』から一部抜粋・編集しました

「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本
『「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本』(佐藤純/アスコム)

「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本

はじめに

 みなさんこんにちは、天気痛ドクターの佐藤純です。

 昔から、「雨が降ると古傷が痛む」とか、「季節の変わり目は体調を崩しやすい」など、天気と体調とを関連付けることはよくいわれてきました。

 しかし、その因果関係がはっきりとわからなかったため、当事者が症状をうったえても「気のせい」であるとか、「心の問題」として片付けられてしまっていました。

 でも、それは決して「気のせい」でも「心の問題」でもありません。

 私は長年、自律神経と痛みの関係性について研究を続けながら、原因不明の慢性痛を抱える患者さんたちを1万人以上、診察してきました。その中で、「天気」と患者さんの症状には、深い関係があるのではないか?と考えるようになりました。

 そして、実験や研究を続けていくうちに、天気の変化が私たちの体や心に大きな影響を与えているという事実を突き止めることができました。

「天気が悪いと調子が悪い」を自分で治す本

 天気の変化に伴う不調には、頭痛、めまい、首・肩こり、腰痛、関節痛、むくみ、耳鳴り、だるさ、気分の落ち込みなど実にさまざまなものがあり、それらの病態を総称して「気象病」と呼んでいます。私は、その中で痛みを伴う症状のことを「天気痛」と名付けました。詳しくは後述しますが、これらの不調は、天気(気圧、気温、湿度)の変化が耳の奥の内耳や自律神経に作用して現れるもので、誰の身にも起こりうる症状なのです。

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