お金の話題には細心の注意を。人から収入を聞かれたときの、品のいい答え方とは?/下品大全

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更新日:2022/7/21

 品のある振る舞いの人を見ると「自分の行動は人を不快にさせていないか…」と不安になることはありませんか? 無自覚で相手を不快にさせている可能性も。

 今回ご紹介する『下品大全 育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』では、言葉づかいやスマホの使い方、お金にまつわるNG習慣など、「品のない振る舞い」をピックアップ。自分のどのような行動が相手に「世間知らず」と思われるか…「品性」とは何か、その改善方法をご紹介します。

下品大全 育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』を読んで、品性のある大人を目指しましょう!

 親しき仲にも礼儀あり! 友人の収入額など、相手の懐具合が気になっても、自分からお金の話をすることは、避けましょう。

※本作品は菅原圭著の書籍『下品大全 育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』から一部抜粋・編集しました

下品大全 育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い
『下品大全 育ちのいい人が絶対にしない60の振る舞い』(菅原圭/河出書房新社)

人に、給料の額をストレートに聞く

「お前、いくらもらってんの?」と聞いてくる人、いますよね。どんなに親しくても、これをやったら下品のきわみ!

自分の収入を口にするのもNG

「お金は人生でいちばん大事」。そう言い切る人もいるほどで、実際、お金がなければ、生きていけないのが現実です。

 しかもいまの世の中、とりわけ日本では、格差はひろがる一方。学生時代の友人の懐具合などは、何よりも気になることかもしれません。

 でも、人間関係にはおのずと、ここから先は立ち入らない、という境界があります。

 相手の収入はその最たるものの一つ。どんなに親しくても、こちらから尋ねるのは絶対にNG。相手の財布のなかをのぞき見るのと同じで、これ以上ないほど下品です。

 たしかに相手の収入を聞くのはよくない。でも、自分の収入を口にするのは問題ないだろう――。これも考え違いです。自分の収入を口にする心理の底には、相手の収入を聞き出したいという気持ちが潜んでいるのが見え見え。ストレートに聞かないだけ、かえっていやしいかもしれません。

 

いちばん品のいい答えは「世間並みだよ」

 でも、相手から聞かれたとき「そんなこと、言えるかよ」「なんで、そんなこと聞くんだよ」などと答えれば相手は気分を害するかもしれない。そこで会話が途切れてしまい、双方、しらけてしまう……。こうならないためには、どうしたらいいのか。

 こんなときは「人に言えるほどじゃないよ」などと答えをはぐらかして、スルーしてしまいましょう。

 あるいは、「まあ、世間並みかな」とか「年齢相応だよ」などと答えるのもあり。

 けっこういい給料だと匂わせたいなら、「オレの年齢にしては、まあまあもらっているほうかもしれない」などとぼかした表現を使えば、品位を損ないません。

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