頼みごとを聞いてほしい…。そんな場面で覚えておきたい交渉テクニックとは?/眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学

暮らし

更新日:2022/7/20

 対人関係で、誰でも一度は「相手の本音を知りたい」と思ったことがあるはず。そして自分自身については「相手にいい印象を与えたい」と願う人も多くいるのではないでしょうか。

 今回ご紹介する『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』は、2013年に発売され35万部の大ヒットとなった『ヤバい心理学』が、最新の心理ツール&コンテンツを携え、オール図解化で登場!

 希薄になる人間関係、キレやすい人、面倒な上司……。

 「相手の言動から心理を見抜く」「好感度アップのための心理テクニック」といった相手の言動やしぐさからその心理を読み取り、トリガーや地雷を回避するために知っておきたいテクニックを紹介します。

 ビジネスや恋愛など、とっておきの場面に生かしたいトピックも充実。「実践的で使える心理学」を盛り込んだ1冊です。

 誰かに頼みごとをしたい、手助けしてほしい…仕事でもよく出てくるシチュエーションですが、こちらの願いを聞いてもらうにはどうしたらいいのでしょうか?

※本作品は神岡真司監修の書籍『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』から一部抜粋・編集しました

眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学
『眠れなくなるほど面白い 図解 ヤバい心理学』(神岡真司:監修/日本文芸社)

第3章 相手の心を操る心理テクニック

STAGE⑥ 「NO」を「YES」に変える交渉テクニック①

「しか」「だけ」を強調して自己重要感を満たす

 道端で急病人が倒れて、助けを呼んだとき、「誰か助けてください!」と言っても、誰も手を貸そうとしないということがあります。これは、多くの人が、「自分がやらなくてもいいだろう」「誰かがやってくれるだろう」と考えて自分の問題だと考えないからです。この現象は「傍観者効果」と呼ばれ、対象を曖昧にしていることによって起こるものです。

 仕事で誰かに頼みごとをするときも、この傍観者効果が働かないように気をつけなければいけません。「誰か」ではなく、特定の人に対して頼むようにするのです。

 もちろん、1対1で依頼する必要がありますが、その際はその人でなければできないということを強調するのが大事です。人は他者から必要とされたいという欲求(自己重要感)を持っているので、そこを上手に刺激してあげましょう。「これだけのデータをまとめられるのは君しかいないから」「重要なお客さまを任せられるのはあなただけだから」というような言葉で、その人を特別に思っていることをしっかりと伝えるのが大事。きっと相手はあなたの力になりたいと考え、全力を尽くしてくれるはずです。

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