キレイゴト抜き! あなたの適職は? 「仕事選び」に失敗しなくなる方法

ビジネス

2018/3/13

『「適職」に出会う5つのルール 自分に合う仕事に就くことで、人生は開ける!』(櫻井秀勲/きずな出版)

 そうか、こうすれば「適職」に出会えるのか……! と、ものすごく納得した一冊『「適職」に出会う5つのルール 自分に合う仕事に就くことで、人生は開ける!』(櫻井秀勲/きずな出版)。

「適職」なので、「やりたいこと」や「なりたい職業」に就ける方法が書かれているわけではない。時には夢を諦めなければいけないという、厳しい現実に直面するかもしれない。けれど、「やりたいこと」に固執して、人生を台無しにしてしまうよりもいいだろう。

「適職」を見つけることこそ、――その時は苦しく、挫折感を味わうとしても――結局は人生を豊かにするのではないだろうか。

 本書は、初めて就活をする、転職を考えている……「仕事選び」に直面している多くの方の参考になるはずだ。

「マスコミ業界に興味があるから」「外資系はお金が稼げそうだから」など、漠然とした考えで業界(会社)を選ぶより、まずは自分の目標のタイプに合う働き方を優先しよう。

 本書によると、タイプは大きく分けて5つ。

(1)家族主義タイプ……出世よりも、安定した生活を優先したい
(2)出世主義タイプ……やるからには最上の地位まで出世したい
(3)独立起業タイプ……起業家をめざして、40代までに勝負をかけたい
(4)現実主義タイプ……転職を恐れず、立場よりも大金をつかみたい
(5)一匹狼タイプ……好きなことをして、楽しみながら働きたい

 例えば(1)家族主義タイプと(2)出世主義タイプは「若い企業」に入るのは損だという。どちらのタイプも中企業から大企業でないと難しい目標だ。一方で、それ以外の目標を持ったタイプなら「若い企業」は向いていると言える。

 外資系企業なら(3)独立起業タイプと(4)現実主義タイプが向いているとか。外資系でトップに上り詰めることは基本的に不可能なので、出世主義タイプには不向きである可能性が高い。

 このように、自分がまず「人生で大切にしたいものは何か」をしっかり考えることから始めれば、「入りたい会社」が見つかるはずだ。

 自分の「目標」を確認し、「入りたい会社像」のイメージできてきたら、その中でも「自分に合う『環境』」の企業を選ばなくてはならない。

 本書ではその「見分け方」も紹介してくれているので、一例を挙げよう。

・言葉遣いが似ている人たちのなかで働く
 会社の面接で、自分があまり使いなれない言葉を言わなくてはいけないようなら、「その社はあなたに合っていない」。また、反対に面接官の言葉遣いや同僚に対する接し方に違和感を覚えたなら、その場合もあなたに合った環境とは言いづらいだろう。

 例えば上司が部下を呼び捨てにする「軍隊組織」のようなセールス会社もあるという。それが自分にとって「居心地がよい」と感じるなら問題はないのだが、そうではない場合、入社したとしてもあなたにとって良い職場にはなり得ないだろう。

「小さな会社で報酬がそれほどなくても、言葉遣いが似ていて、とても気楽に仕事ができるようなら、それは間違いなく適職」だという。

 それが分かるのが面接の時。注意して観察しよう。

 自分に合う「会社」「仕事」「環境」を選ぶ。その会社に入るために、「心の奥の『甘さ』を捨てる」「自分を磨いて運を開く」……本書には、「適職を見つけるために本当にしなければいけないこと」が詰まっていた。

文=雨野裾