クローゼットにはゴールデンゾーンを!  おしゃれな人がやっているマイルールとは?

暮らし

2018/4/29

『毎日おしゃれに暮らす クローゼットのルール』(エクスナレッジ)

 他人のクローゼットは、見る機会がない。しかし、おしゃれが好きな女性は同じくおしゃれな人を見ると「どんな収納術を実践しているのだろう」と考えてしまうこともあるのではないだろうか。

 そんな方におすすめしたいのが、『毎日おしゃれに暮らす クローゼットのルール』(エクスナレッジ)だ。本書では、収納のプロや人気スタイリストのクローゼットが載せられており、おしゃれで機能的な収納術を知ることができる。その中でも、筆者が特に素敵だと思った2名のクローゼットルールを、本稿ではご紹介していこう。

■配置場所にもこだわった自分仕様のクローゼット

 ファッションをとことん楽しみたい方におすすめなのが、瑞穂まき氏が実践しているクローゼットルールだ。瑞穂氏は、着用頻度や季節を考えながら洋服を収納している。例えば、着る頻度が多かったりトレンド感があったりする服は、クローゼットの中央に集め、「ゴールデンゾーン」を作っている。

 こうしたオリジナルルールをあらかじめ自分の中で設けておけば、扉を開いてすぐに着たい服を取り出すことができ、短い時間でおしゃれなコーデを作ることができる。

 さらに、クローゼットの中には一時かけスペースも確保。真正面から服を眺められる一時かけスペースは、ハンディアイロンをかけるときにも役立ってくれそうだ。

 また、クローゼットの中に収納された洋服は色別にタグをつけて仕分けられているため、配色のバランスがいいコーデが楽しめるよう、工夫されている。ひとつひとつの洋服を丁寧に扱っている瑞穂氏は洋服にシワや折れが付くのを防止するため、収納するものの量をスペース全体の8割程度にしている。こうした独自のルールもおしゃれ女子がマネしたくなるアイディアだといえるだろう。

 そんな瑞穂氏のクローゼットは寝室の一角ではなく、玄関と寝室の間に設けられている。こうした配置にすることで、帰宅後に荷物を放置してしまうことがなくなるのだそう。クローゼットをメインに考えた瑞穂氏宅は、斬新なアイディアの宝庫だ。

■スタイリスト実践のクローゼットルール

 雑誌『BAILA』や『LEE』などでスタイリストとして活躍している上村若菜氏が実践しているクローゼットルールには、プロらしい観点が多数盛り込まれている。例えば、上村氏はパっと見ただけで洋服の特徴が分かるような収納を行っている。

 ボトムスは引き出し収納してしまうことも多い。しかし、上村氏は一目で丈の長さが分かるよう、ボトムスをそのままクリップハンガ-にかけて収納している。服をひろげたり、畳んだりする手間を省くことは、時短コーデにも繋がる。

 そして、スタイリストらしい知恵をマイルールとして日常の中に取り入れているのもポイントだといえるだろう。上村氏は鏡の前に靴用のミニマットを敷き、トータルコーデをチェックできるようにしているのだ。コーデに合わせてシューズもしっかりと選べるマイルールは、ファッションセンスを磨きたい女性の参考にもなる。

 また、1児の母としても大忙しの上村氏は、動線を活かしながら子ども服やおもちゃを整理している。中でも斬新なのが、キッチンの床下収納を活かした片づけテクだ。実は、上村氏宅のクローゼットはキッチンだったスペースをリノベーションして作られている。

 驚くことに床下収納をしていたスペースに子どもの服を収納しているのだそう。建て売りの家を購入したり、リノベーションを行った時は、思わぬスペースに戸惑ってしまったりすることも多い。しかし、上村氏のようにプラスな発想力で元々ある収納スペースを活かしていくことができれば、暮らしもより楽しくなっていくことだろう。

 クローゼットは普段、人に見せることがないスペースであるため、ごちゃついてしまうことも多い。しかし、自分自身が楽しくなれるようなルールを設けることで、整理しやすくなり、コーデもひらめきやすくなる。本書には靴下やタイツ、ニットなどといった悩みがちなアイテムの収納法も掲載されているので、ぜひこれを参考に笑顔でおしゃれができる日々を築いていってほしい。

文=古川諭香 撮影=大森忠明