「子育てもうイヤ…」の心に染みる!笑えて泣ける出産・育児コミックエッセイ5選

マンガ

公開日:2018/6/1

 親にとって我が子の存在は、なににも代えがたい宝だ。しかし、出産時や育児中に不安を抱えてしまったり、自分に自信がなくなってしまったりもするだろう。そんなときにこそ読んでほしいのが、笑えて泣ける出産・育児コミックエッセイだ。そこで本稿では、子育て中の辛い気持ちを軽くしてくれる作品を5つご紹介したい。

■親バカっぷりにほっこり! 出産前にも読みたい“我が子溺愛本”


 NHKの「あさイチ」で紹介され、大きな反響を呼んだ『娘が可愛すぎるんじゃ~!』(きくまき/KADOKAWA)はtwitterで人気となり、書籍化された育児漫画だ。100Pもの描き下ろし作品を含む全224Pからは、きくまき氏の親バカっぷりが感じられる。出産を控えている女性は、産むことに対して恐怖感を抱いたり出産後の大変さを想像したりして、憂鬱な気持ちになってしまうこともある。しかし、そうした不安が吹き飛ぶほど、我が子の存在は愛しく、かけがえのないものであるということを本書は教えてくれる。そして、全国の親バカの気持ちを代弁してくれている本書は、育児が上手くいかずに悩んでいる方にも、萌えと笑顔を届けてくれるだろう。

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■ゆるいイラストが癖になる! ありのままが詰まった育児記録


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    『すくすくそらまめ マイペース赤子のあるある成長記』(眉屋まゆこ/KADOKAWA)
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 子育てにまつわる“あるあるネタ”がゆるいイラストで楽しめる『すくすくそらまめ マイペース赤子のあるある成長記』(眉屋まゆこ/KADOKAWA)は、世の中の親たちから共感の声が殺到した育児記録である。本書に収められた、飾らないありのままの育児術はクスっと笑え、疲れた心を軽くしてくれる。また、インパクト大な眉屋氏のギャグセンスは、子育ての不安や悩みを明るく吹き飛ばしてもくれるだろう。子育てには正解がないため迷ったり、不安になったりしてしまうことも多い。しかし、そんなときこそ、本書を手に取り、同じ思いを抱いている人がいるのだということを知って、明日への活力をつけてみてはいかがだろうか。

■アメブロで月間180万PVも達成! 我が子の発達障害と向き合えるお守り本


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    『生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした』(モンズースー/KADOKAWA)
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 アメブロで総合第1位にも輝き、月間PV180万を記録した『生きづらいと思ったら 親子で発達障害でした』(モンズースー/KADOKAWA)は、障害との向き合い方を教えてくれる実録コミックエッセイだ。幼い頃から生きづらさを抱えていたモンズースー氏は我が子の出産を機に、親子ともに発達障害グレーゾーンであることを知った。「うちの子は、よその子とは違う」という気持ちは周りに相談しにくく、心の中に抱え込んでしまいがちだ。しかし、そうした現状を自身で受け止め、周りに伝えていくことで開かれる道もある。本書は発達障害のあるお子さんを育てている方に役立つだけでなく、心が曇りそうになったときのお守り本にもなるだろう。

■子育てのヤマ場に効く! イヤイヤ期の乗り越え方も知れる子育てバイブル本


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    『うちのこざんまい 子育てのヤマ場をのりこえる!』(内野こめこ/KADOKAWA)
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▲ この笑顔に癒されますね!

 母性は出産後にいきなり授かるものではなく、子育てをしていく中で芽生えていくものだということをしみじみと感じさせてくれるのが、『うちのこざんまい 子育てのヤマ場をのりこえる!』(内野こめこ/KADOKAWA)である。本書は、子育てブログランキングで常に上位をキープしていた人気ブログ「うちのこざんまい」が初書籍化したもので、誰もが悩むであろう育児のヤマ場が多数描かれている。新米ママは答えの見えない初めての育児にひやひやしてしまうことも多い。しかし、ヤマ場はひとつずつ乗り越えながらゆっくりと母親らしくなっていけばいい。ヤマ場の乗り越え方が学べる本書は、子育てママのバイブル本となってくれるだろう。

■男性も必読! 働くママの悩みが知れるコミックエッセイ


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    『新 働きママン 谷のぞみ(32) ワーママデビューします!』(おぐらなおみ/KADOKAWA)
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『新 働きママン 谷のぞみ(32) ワーママデビューします!』(おぐらなおみ/KADOKAWA)は、企業に勤めながら育児をこなす女性にスポットを当てているため、現代女性の心に響きやすい。「働きママン」として日々奮闘している主人公、谷のぞみが体験するさまざまな悔しさや嘆きには、現代女性の悩みがリアルに表れている。待機児童問題や病児保育、マタハラなどといった社会情勢がしっかりと反映されているため、自分自身を重ね合わせながら読むこともできるだろう。母としても仕事人としても成長していく主人公の姿からは勇気も貰える。また、本書は働く女性を取り囲む環境を知るきっかけにもなるため、世の男性にも読んでほしい1冊だ。

 笑いあり涙ありの子育て期間は、メンタルが不安定になってしまうこともある。そのため、こうした出産・育児本を通して「自分はひとりではない」という気持ちを持つことで、心に笑顔を与えてあげることも大切だ。ちなみに、楽天Koboでは、6月1日から(金)10時から6月19日(火)9時59分まで“笑える泣けるコミックエッセイ全力フェア”を開催する。期間中はKADOKAWAのコミックエッセイをおトクに購入できるので、ぜひチェックしてみてほしい。

文=古川諭香

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