隣の席の黒髪美少女は“ノーパン”…!? 性的好奇心が旺盛すぎる彼女を更生するため奮闘!『有害指定同級生』

マンガ

公開日:2018/7/23

『有害指定同級生』(くろは/集英社)

 みなさんは、中高時代、学校にノーパンで行ったことはあるだろうか。もしくは、友達に「いまパンツはいてないんだよね」とうっとりしながら言われたことはあるだろうか…。

 ジャンプSQ.で連載中の『有害指定同級生』(くろは/集英社)の第1巻が発売された。

 ど真面目で責任感のあるクラス委員、八橋みやこは、新学期に隣の席になった都城玲華から、「ゴメンなさい あたし今日忘れてしまって 見せてもらえない?」と聞かれる。教科書だと思い「仕方無いなぁ いいよ」と答えたみやこに、都城は「どうもありがとう」と言って彼女のスカートの中に顔を埋めるのであった。

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 忘れたのが教科書じゃなくてパンツだった、と誰が想像できるだろう。品行方正が座右の銘であるみやこは理解不能な隣の席のクラスメイトに青ざめる。しかし、そこは責任感のあるクラス委員。あまりに淫らな発言ばかりをする都城を絶対に更生させると宣言するのであった。

 色白で華奢、美しい容姿を持つ都城は、「思春期」という時期では説明がつかないほどに性に貪欲だ。いわゆる思春期の女子は、男の子に比べてちょっとおませなイメージがある。興味はあるし、下ネタも言うし、それなりの知識もある。ただ都城の場合は、おませというよりは、奔放。みやこの胸を揉みたくて仕方無いと懇願したり、学校にローターを持ってきてみやこに見せつけたり、もはや一周まわってピュアである。

 都城に付き合うみやこもみやこなのである。毎回彼女の言動に青ざめたり怒ったりしながらも、彼女が孤立してしまうのは放っておけない。周りから変な目で見られている都城に対して、堂々と友達だと言ってお昼ご飯を一緒に食べる。

 なかなかの男勝りな性格のみやこ。クラス委員なのに、巨乳、というギャップもまたいい。ど天然でボケまくる都城にガッツリ突っ込んでいくみやこ、基本的にストーリーはこの二人のやりとりが繰り返されるばかりなのだが、全く飽きない。めちゃくちゃいいコンビなのだ。

 回を追うごとに過激さも増していく感じかなと思いきや、おまけに二人の親密度も上がっていくから、萌えポイントまで増えていく。よくよく考えたら校内の誰も見ていないところで胸をもませている少女二人って、素晴らしいシチュエーションだ。都城がみやこに懐いている姿も可愛いし、それがまんざらでもなさそうなみやこも良い。エロでありギャグであり百合である。

 都城の暴走は止まらない。果たしてみやこは都城を更生させることができるのか……なんて誰も期待してなさそうな雰囲気だが、二人の行き着く先はめちゃくちゃ気になる。

文=園田菜々