日本人に似合うメイクって? 美容に迷走する全ての女子必見「一生モノのメイク術」

健康・美容

2018/11/19

『メイクが喜びに変わる答え~面倒、苦手、難しい、センスがない、そもそもやらない…すべて解決!~』(内田裕士/大和書房)

「美しくなることって面倒くさい」「そもそもメイクが上手にできない」…美容に興味はあっても、こうした気持ちを抱えている女性は多いはず。そんな悩める女子たちにメイクをすることの喜びを教えてくれるのが『メイクが喜びに変わる答え~面倒、苦手、難しい、センスがない、そもそもやらない…すべて解決!~』(内田裕士/大和書房)だ。

 本書はよくある、意識高い系なメイク本ではない。フランクな文体で美に対する偏った価値観をぶち壊し、美容に迷走している世の女子たちを窮屈な思い込みから解放してくれる新感覚の美容本だ。

 美容に関する情報はネット上にも多く溢れているため、時には間違った美容法に振り回されてしまうことも少なくない。しかし、生き方も見つめ直させてくれる本書を参考にすれば、自分に本当に似合うメイクが習得できるようになるだろう。

■欧米系や中韓系はNG! 日本人に似合うメイクとは?

 西洋人と比べると、顔の凹凸が目立ちにくい日本人は「かわいらしい」「か弱い」「おぼこい」「健気」といった印象を持たれやすい。中には、目の小ささやまつ毛の短さ、鼻の低さといったコンプレックスを解消するために、欧米系や中韓系のメイクを真似る方もいるのではないだろうか。

 だが、日本女性らしい魅力を引き立てるには、メリハリ感のある淡めメイクをすることが大切なのだそう。

不必要に陰影をグラデーションでつけずに、ふんわりと淡く仕上げるメイク、グラデーションよりもメリハリで仕上げる。特にアイメイクはパッチリと仕上げるメイクがとても合います

 このメイク法であれば、コンプレックスが解消でき、日本人らしい美しさが引き出せるのだと著者の内田裕士氏は語る。

 また、タイやベトナム、バングラデシュを何度も訪れ、東南アジア女性の美しさをその目に焼き付けてきた内田氏は、彼女らの中で自分に合ったメイクができている女性は1000人に1人いるかいないか程度だということを発見した。日本人女性にはただ顔を白くし、唇を紅くするだけではなく、美のリーダーとして「わびさび」などの要素を表現しながら美しくなっていってほしいと話している。

 現代はインターネットを介して様々な国の人とも繋がりが持てる。そんな時代であるからこそ、世界をどんな美容に導いたらよいかを考えながら、国民性の伝わる美容を楽しむのもよいのだ。

■欠点は価値観を変えてカバーしていこう

「メイクが上手くなりたい」という女性の言葉には、コンプレックスを上手にカバーしたいという気持ちが隠されている。しかし、ハイライトやシェイディング、コンシーラーなどを駆使して欠点を必死にカバーし続けていると、どんどん自分の顔が嫌いになり、メイクをすることが楽しくなくなってしまう。

 こうした時は、新しい価値観を与えてくれる内田氏の言葉を噛みしめてみてほしい。例えば、「顔が大きいのをなんとかしたい」という女性の悩みに内田氏は「あなたの顔の大きさは、あなたの魅力に対して適切な大きさなのです」という言葉を送っている。

 顔の大きさに悩んでいる方はどうにかして小顔になりたいと思い、シェイディングを張り切ってしまうかもしれないが、フェイスラインに入れるシェイディングは写真撮影の時にだけ有効な手段であり、日常のメイクで取り入れてしまうと、横から見た時アゴが茶色い人に見えてしまうだけなのだそう。

 そのため内田氏は、小顔見せを狙うよりも顔の大きさをも含めながら自分の魅力を模索してみてほしいと訴えている。「メイクは本来楽しみながらするものだったはず…」ということを思い出させてくれる内田氏の言葉の数々は自信を失ってしまったすべての女性の心を明るく開放してくれるはずだ。

 そんな、読み応え満載の本書には自分の魅力を知る手がかりになるよう、芸能人の顔をタイプ別に記した「魅力マトリックス」も収録されている。

 魅力マトリックスは、なりたい自分と現在の自分にはどんな違いがあるのかを分かりやすく教えてもくれるので、ぜひ各タイプの解説と対策が記されたページと照らし合わせながらチェックしてみてほしい。

 本書には顔だけでなく、心までをも美しく生まれ変わらせる力がある。綺麗になりたくてトレンドの美容情報にしがみついている方はこれを機に、自分の中にあるメイクの常識を見直してみてはいかがだろうか。

文=古川諭香