心に癒しをチャージ! クスっと笑えてホロリと泣けるおすすめ動物まんが5選

マンガ・アニメ

2019/4/30

 日頃の忙しさを忘れてのんびりしたいGW中は、体だけでなく心にも癒しを与えてあげたくなります。そんな時におすすめなのが、クスっと笑えてホロリと泣ける動物まんが。そこで本稿では猫や犬、うさぎ、鳥、ハリネズミなど多種多様な動物にスポットを当てたマンガをいくつかご紹介いたします。

■「お前に出会えたことが幸福」売れ残りの成猫とおじさまの絆にホロリ

『おじさまと猫』(桜井海/スクウェア・エニックス)

 ペットショップで売れ残っていた1匹の成猫・ふくまると、孤独感を抱えていたおじさまとの出会いを描いた『おじさまと猫』(桜井海/スクウェア・エニックス)は、Twitter発の心温まる猫漫画。日に日に値段が下げられ、誰からも見向きもされなかったふくまるの“ニャン生”はある日、目の前に現れたひとりのおじさまとの出会いによって激変。絶望し、諦めながら生きてきた2人が巡り逢い、日々の中で絆を育んでいく様子に読者はホロリとさせられてしまいます。ただ笑って泣けるだけでなく、日本のペット業界の在り方にも思いを巡らせたくなる1冊です。

■豆柴犬・コナンと過ごした、かけがえのない日々

『まめしばコ!の、いっしょう 1――だいすき篇』(一本木蛮/早川書房)

 作品全体から犬への愛情が伝わってくる『まめしばコ!の、いっしょう 1――だいすき篇』(一本木蛮/早川書房)は、愛犬家の心をくすぐるコミックエッセイ。本作は作者宅に迎えられた、メスの豆柴犬コナンちゃんとの日々をコミカルかつ、丁寧に描いたもの。愛情いっぱいに育てられたコナンちゃんは人間味があり、まるで人の言葉を理解しているかのよう。突然、不思議な言葉を喋ったり動物病院で叫んで暴れたりと、愛くるしい行動からは目が離せません。シニア期のコナンちゃんを描いた続編『まめしばコ!の、いっしょう2――ありがとう篇』(早川書房)も必見です。

■もしもうさぎの彼女ができたら…?

『うさぎ彼女』(井口病院/KADOKAWA)

 飼い主とペットの日常を描いた動物まんがは数多く存在していますが、『うさぎ彼女』(井口病院/KADOKAWA)はちょっぴり変わった視点でうさぎの魅力を伝えています。本作に登場するうさぎの女の子・ももは飼い主の兎也さんのことを彼氏だと思い込んでいるため、恋愛要素たっぷりなストーリー展開にニヤニヤさせられてしまいます。なお、作中にはうさぎに関する雑学も盛り込まれているので、実際にうさぎを飼っている方の参考にもなるはず。大好きな存在がただそばにいるだけで、人は笑顔になれる…。幸せ度120%のうさぎ恋愛コメディは、そんな想いを抱かせてくれます。

■世界初!? ハリネズミとの毎日を描いたほっこり系動物まんが

『ハリネズミといっしょ』(とぽすけ/イースト・プレス)

 近ごろ、ペットとして飼育されることが増えているハリネズミには、私たちが知らない愛くるしさがたくさん! そんなハリネズミとの生活を綴った『ハリネズミといっしょ』(とぽすけ/イースト・プレス)には、あまり知られていないハリネズミの魅力が存分に収められています。本作には、あまりにキュートでマイペースな1匹のハリネズミに翻弄される平凡な(?)夫婦の姿がほんわかとしたタッチで描かれており、「ハリネズミあるある」も収録。「ハリネズミをおうちに迎えてみたい…」と考えている方は続編も併せて、チェックしてみてください。

■主役は野鳥! 読者の自然観を揺るがす“身の丈ワイルドライフコミック”

『とりぱん』(とりのなん子/講談社)

 猫や犬を取り上げている動物まんがはよく目にしますが、『とりぱん』(とりのなん子/講談社)は野鳥にスポットを当てている珍しい作品。漫画雑誌『モーニング』(講談社)で2005年から連載されている本書は、第17回MANGA OPEN大賞を受賞。作者は東北地方のとある街で、野鳥を餌付けしながら観察。作者の目に映る野鳥の生態は奥深く、ユニークです。作中では野鳥だけでなく、風物や方言、地元料理など、作者の日常も4コマ漫画形式で描かれています。しっかりとオチがつけられた4コマ漫画は、凝り固まった読者の自然観をへにゃりと揺るがしてくれるのです。

 さまざまな生き物にスポットを当てている動物まんがは、私たちに“命を見守ることの大切さ”も教えてくれます。目の前にいる動物たちと、どんな風に関わっていけばよいのだろう…。読後はきっと、そんな動物愛で胸がいっぱいになるでしょう。

文=古川諭香