「異常気象はなぜ増えた?」「大雨避難時の服装は?」台風・大雨に関するまとめ

暮らし

更新日:2020/9/1

 先月、千葉県を中心に大きな被害を出した令和元年台風15号につづき、非常に強い台風19号が東日本に接近中です。
 大雨や強風、高波に関する警報や注意報の発表など最新情報に留意する一方で、万が一の時に自分や自分の家族の身を守るための「知識・情報」を、まとめてご紹介します。

■異常気象はなぜ増えた? その仕組みをわかりやすく紹介すると――

『異常気象はなぜ増えたのか』(森朗/祥伝社)

 毎年、毎月のように日本各地で報道される異常気象に関するニュース。報道では「観測史上1位」「数十年に一度」「記録的」というワードが連日のように並び、いまや「異常気象」が日本の気候になりつつあるのではと感じる人も多いかもしれません。

 だが、異常気象はなぜ増えたのでしょうか? 私たちの疑問にストレートに答えてくれるのが、『異常気象はなぜ増えたのか』(森朗/祥伝社)。テレビの天気予報でもおなじみの気象予報士・森朗さんが語る、その原理とは――。

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 異常気象が増えた原因はいくつか挙げられますが、その中でも大きいのは「気温の上昇」と「海水温の上昇」。私たちが生活する地表付近(大気の下のほう)の空気が暖かいところへ、上空に寒気が流れ込むと、大気の状態は非常に不安定になります。これは、「暖気は上へ、寒気は下へ」という気象の基本に反する状態だからです。

 地表の暖かい空気は大量の水蒸気を含んでいるので、暖気が上にあがろうとして上昇気流が急発生すると、濃密な積乱雲を生み出します。そこで激しい雨が降り、雷鳴が鳴り響く――これがゲリラ豪雨の仕組みです。

 気象に関する正しい知識は、あなたの「身」を守ることにもつながります。私たちの生活を守るためにも、ぜひ取り入れたい情報です。

大雨で避難勧告が…その時の格好は何が正解? 蝶野正洋氏企画発案の防災テクニック

『防災減災119』(蝶野正洋:企画・発案、加藤孝一:監修/主婦の友社)

 台風に限らず、日本は災害大国と呼ばれるほど、様々な自然災害に見舞われています。先月千葉県を中心に大きな被害を出した令和元年台風15号だけでなく、近年では平成23年東日本大震災、平成28年熊本地震、平成30年7月豪雨、平成30年北海道胆振東部地震といった大きな災害がありました。

 そのような災害時に、まず自分や自分の家族の身をどう守ればいいのか? そのために有効な情報を集めた1冊が『防災減災119』(蝶野正洋:企画・発案、加藤孝一:監修/主婦の友社)です。

 では、大雨で避難勧告が出た際に対応として正しいのは、次の3つのうちどれでしょう?

A:スーツはなしだけど、動きやすいTシャツにデニムのカジュアルスタイルで避難
B:まだ、雨は止んでないのでかっぱに加えて傘も持つべき
C:紐で固定できるので、足元はスニーカーがベスト!

 答えは、C。その理由と実際に用意するべき備品を、レビュー本文で紹介します。

■雨天や低気圧で体調が悪くなるのは理由があった! その治し方は?

『まんがでわかる 天気痛の治し方』(佐藤 純/イースト・プレス)

 台風の備えは済んだし、自宅に籠って嵐が過ぎるのを待とう…そう決めていたつもりなのに、「天気が悪くなると頭が痛くなる」という症状に悩まされている人もいるかもしれません。

□「台風が来る」というニュースが、妙に気になる
□ 雨が降る前に、頭が痛くなることがある
□ 気分の浮き沈みが、天気によって左右されることがある

 このようなチェックリストに当てはまる点がある方は「天気痛」を疑ってみるといいかもしれません。『まんがでわかる 天気痛の治し方』(佐藤 純/イースト・プレス)によると、天気痛の症状は頭痛やめまいだけでなく、古傷の痛み、神経痛の悪化、肩こり・首痛、腰痛、耳の症状、眠気、気分の落ち込み、うつ・不安症など、驚くほど多岐にわたります。

 レビューでは、天気痛を見極めるポイントの説明とともに、つらい症状を自分で治すための簡単マッサージもご紹介します。