【おこもり期間にイッキ読みしたい】世界観が優しすぎる漫画5選

マンガ

更新日:2020/4/26

新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛が続く中、ダ・ヴィンチニュースがおすすめする「おうち時間充実!」のための読書・エンタメをお届けします。STAY HOME週間も本・エンタメで楽しく充実させましょう!
《以下の記事は(2020年1月)の再配信記事です。掲載している情報は2020年1月時点のものとなります》

 外出自粛が続く中、おうちの中でもほっと一息つけるような時間は大切。そこで、ぼうっとしながら読むのにぴったりな、ほのぼの漫画を集めてみました。疲れた心も癒されること間違いなしです。

『あせとせっけん』(山田金鉄/講談社)

『あせとせっけん』(山田金鉄/講談社)

 女性に絶大な人気を誇る化粧品&バス用品メーカー・リリアドロップで働く主人公八重島麻子(やえしまあさこ)は、重度の汗っかきがコンプレックスで、デオドラント製品が手放せないほど。しかし、ある日商品開発部の名取香太郎(なとりこうたろう)に、「君の体臭は素晴らしい」と褒められた上に、新商品の開発のために毎日嗅ぎに来るとまで言われてしまい……。最初は体臭でひかれた名取さんがどんどん八重島さんにゾッコンになっていく姿は必見。優しい人ばかり登場する、読んでいて気持ちのいいラブコメ漫画です。

『パンダ探偵社』(澤江ポンプ/リイド社)

『パンダ探偵社』(澤江ポンプ/リイド社)

 作品の舞台は、人間が突如アニマル化、プランツ化し、最終的には人格が失われ別の生物に変容してしまう変身病(突発多発性染色体変容)というものが存在する架空の世界。パンダ化が進む半田と先輩竹林は、そんな変身病患者を専門に調査する探偵です。症状だけ聞くと恐ろしい話のように思いますが、作品はゆったりとした空気の中、静かに淡々と物語が進んでいきます。透明感のある美しい絵で描かれる動物たちの姿は、眺めているだけでもうっとりしてしまうほどです。

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『スキップとローファー』(高松美咲/講談社)

『スキップとローファー』(高松美咲/講談社)

 主人公は、田舎の過疎地で生まれ育った高校一年生の岩倉美津未(いわくらみつみ)。勉強ができ、東京の高偏差値の高校に主席で合格。入学を機にひとり上京してきます。東京にも同世代の子たちにも慣れない美津未は、それでも持ち前の天然な真っ直ぐさで周囲を変えていきます。ちょっと斜に構えたシティガールやシティボーイたちが美津未とともに笑顔になっていくのがグッとくるこの作品。とにかく読んでいてハッピーな気分になってきます。

『メタモルフォーゼの縁側』(鶴谷香央理/KADOKAWA)

『メタモルフォーゼの縁側』(鶴谷香央理/KADOKAWA)

 2年前に夫を亡くした75歳の市野井雪は、ある日立ち寄った書店で一冊のBLコミックが目に留まり、そのまま何も知らずに購入。75歳にして初めて出会う世界に、市野井は感動。迷わず続きを買いに書店へ。そこで働いていた書店員は、17歳の高校生の佐山うらら。腐女子の彼女は、市野井との出会いをきっかけに、初めてオタク友達を得るのでした。いくつになっても新しい趣味を手に入れるのはワクワクすること。それも一緒に楽しめる友達がいればなおさら。好きなものを語り合うふたりの姿にこちらまでニコニコしてしまう作品です。

『新米姉妹のふたりごはん』(柊ゆたか/KADOKAWA)

『新米姉妹のふたりごはん』(柊ゆたか/KADOKAWA)

 2019年の10月からテレビ東京系「木ドラ25」でも山田杏奈さんと大友花恋さんが姉妹を演じた実写ドラマが放送されるなど、人気のグルメ漫画です。両親の再婚によって突然姉妹になったサチとあやり。はじめこそギクシャクしていたものの、海外出張中の父親から届いた生ハムの原木をきっかけにあやりの料理好きが発覚。いつもひとりで料理の研究をしていたあやりと、食べるのが大好きな食いしん坊サチは一気に距離が縮まります。手作り料理を通じて姉妹がどんどん仲睦まじくなっていく姿にきゅんきゅんする作品です。

文=園田もなか