「怖いお話、うたいましょう」in東京カルチャーカルチャー 連動企画 第2回 Twitter怪談短歌コンテスト実施!

更新日:2013/4/11

 女のコのための怪談文芸誌『Mei(冥)』2号刊行を記念して、第2回Twitter怪談短歌コンテストを開催します! 大好評だった第1回に引き続きご応募お待ちしております! 選考は前回と同じ女流歌人のお三方。東直子さん、佐藤弓生さん、石川美南さんです。それぞれの選考委員賞と優秀賞、佳作10作を選定し、『幽』と『Mei(冥)』の公式サイト上で発表します。

 選定された作品は4月26日(金)にお台場にあるイベントスペース「東京カルチャーカルチャー」で開催されるイベントでも発表され、お三方から講評をいただけます。

 イベント後半には特別ゲストとして北村薫さんもご登壇予定!

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 ぜひイベントにもお越しください!

  • 東直子さん
    (写真=小松勇二)
  • 佐藤弓生さん
    (写真=冨永智子)
  • 石川美南さん

 

【ご投稿いただいた皆様へ】

 このたびは、怪談短歌コンテストへご応募をいただき、ありがとうございました。
 現在、集計作業をしておりますが、Twitterのシステムエラーが原因で、3月中にご投稿いただいた短歌のうち、何作かが集計から漏れてしまっております。

 3月にご投稿いただいた以下の短歌以外で、ご投稿いただいたものがございましたら、お手数ですが4月15日(月)正午までに以下の投稿フォームにご投稿いただくか、kwaidan☆mediafactory.co.jp(☆を@に変えてください)にメールで作品をお寄せください。

 お手数をおかけいたしますが、何卒よろしくお願い申し上げます。

 
(以下の3月中のご投稿作品は確認できております)


tsanmon1 Apr    苦しみて 苦しみ抜いて 死にいたり 地獄の扉 また苦が続く
ykiyohal31 Mar   指絡め 契り契りて 夢さなか 血垂るなれ首 腹に抱いて 山下清春
polalis330 Mar    約束の小指をあの子にあげたなら二枚あるその舌を頂戴/ゐと
kotorigun29 Mar   風もなく水草揺れる薬師池赤いサンダルぷかりと浮いて/鮫漫坊
dontbetrue29 Mar  「ネクタイが曲がっているよ」と手を伸ばす やさしい君の爪のない指
mundburg29 Mar   待っててね朝までには行くからもうすぐそい寝の伯母の臨終朝五時(笛地静恵)
firstheaven29 Mar  鈴ほどの背丈になったわが母がかじった場所から腐ってゆきます/佐多椋
mymhnd29 Mar   今生でめぐりあはない約束のきみに出会つてしまふ ?ごめんね(本多響乃)
shibue82728 Mar  建物の 間をチラリと 見てみれば 島田に結った 女が誘う(渋江照彦)
shibue82728 Mar  桜散る 墓場を照らす 月光を 浴びて微笑む 血塗れの娘(渋江照彦)
rockjoe_kai28 Mar  She is the boiled egg. 死に方を選べなかったことの悲しみ(六条くるる)
muraku28 Mar    風立ちぬ いざ生きめやもの 首筋を ツイと撫で斬る 鎌鼬かも
oboroose19 Nov   待たせたなオレの体も、ああそうさ どこへ行こうか久しぶりだな
amo66b       今日もまた 我の身体に纏つく 殺めし女の長き黒髪
amo66b       真夜中に 胸の痛みに目覚めれば 我の乳房に縋る嬰児
amo66b       亡くなりし 彼の棺桶覗き込む 見知らぬ女 写りし写真
amo66b       自殺した 前の彼女が写り込む 結婚写真に戦慄す
amo66b       君がため 春の野に出て経を読む 我の寝床に二度と出るなと
amo66b       朝帰り そろりと開けしドアの内 微笑む君が鬼にとぞ見え
amo66b       ニッコリと 笑う彼女の双肩に 写り込まれし赤子数体
amo66b       わが部屋の 隅に立ちたる女(ひと)が居る 己が黒髪握りしめつつ
amo66b       押し入れの 内で赤子の声がする 彼の子は未だ浮かびもせずか
amo66b       今宵もか 夜毎に出る元カノの 胸にはえたる我の包丁
amo66b       幾たびも 棄てし彼女の人形が 今宵も戻る我の寝所に
amo66b       ひと目見て 見初めし君の血を吸いて 男の娘だと気付く悲しさ


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