知らない人に「道案内をしてほしい」と言われたら…? 子どもの「防災・防犯」を、まいぜんシスターズがクイズ形式で教える1冊
公開日:2025/5/28

自然災害や事故・犯罪から身を守るためには、日頃から防災や防犯への意識を高めておくことが重要。大人はもちろんのこと、いざという時に適切な行動を取れるように子どもも知識を蓄えておいて損はない。
そこでオススメしたいのが、2025年5月28日に発売の『ぜんいち&マイッキーとまなぶ まいぜんシスターズの 防災防犯』(ポプラ社)。YouTube発の大人気ユニット「まいぜんシスターズ」と一緒に防災や防犯に関する知識を楽しく学べる一冊だ。
「まいぜんシスターズ」は、ぜんいちとマイッキーを中心としたオリジナルキャラクターで構成されるYouTubeユニット。主にゲーム『Minecraft』のプレイ動画をアップロードしており、関連チャンネルの登録者数は全世界で1700万人超え(2025年3月1日時点)。そして実は児童書分野でも人気を博しており、2023年より順次刊行されているノベライズ「レッツゴー!まいぜんシスターズ」シリーズは累計発行部数20万部突破の大ヒットを記録している。
今回リリースされた『ぜんいち&マイッキーとまなぶ まいぜんシスターズの 防災防犯』では、彼らが地震や火事、水害や交通事故、犯罪やSNSでのトラブルなど、さまざまな危険から身を守る方法をクイズ形式で教えてくれる。
例えば第1章のQ1では、家でくつろいでいるタイミングで大地震が発生した際、「食器棚のそば」「本棚のそば」「テーブルの下」「スピーカーのそば」「まわりになにもない場所」のうち、危険なのはどこか……というクイズが出題される。この答えは、「食器棚のそば」と「本棚のそば」と「スピーカーのそば」。つまり「テーブルの下」と「まわりになにもない場所」が安全地帯ということになる。
地震発生時における基本中の基本かもしれないが、その上で同書には「柱や壁にかこまれた場所」や「まどガラスがない、または少ない場所」が地震に強いという一歩踏み込んだ情報もカバー。自宅の家具配置と照らし合わせて事前に安全地帯を確認する……という実践的な使い方も可能だ。
ほかにも第2章では、「知らない人に『道案内をしてほしい』と言われた」や「知らない人に、うでをつかまれてしまった」といったシチュエーション別の対処法が細かく説明されている。「まいぜんシスターズ」と一緒に柔らかなトーンで描かれているので、きっと子どもでも最後まで興味を削がれることなく読み進められるはず。
自然災害はもちろんのこと、いつの時代も子どもを狙った卑劣極まりない犯罪が後を絶たないだけに、防災や防犯の意識は常に高めておくべき。大人が読んでも知識のアップデートに繋がるので、家族で同書を読み込んでみてはいかがだろうか?