「幸せになれる人」と「幸せになれない人」との違いとは? アドラー心理学で学ぶ4つのタイプ

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公開日:2016/5/28

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 久しぶりの同窓会。生き生きとした表情で友人たちと再会を喜ぶ人がいる一方で、どよ~んと暗いオーラが漂い、誰も近寄ろうとしない人もちらほらといる。私たちは人生で知らず知らずのうちに「幸せになれる人」と「幸せになれない人」に分かれてしまっているようだ…。この違いとは、いったい何なのだろうか?

 いま話題の「アドラー心理学」をもとに、4つのタイプ別に「幸せになれる人」と「幸せになれない人」を定義した『超図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間で分かる本』が、2016年5月26日(木)に発売された。

 さっそく、同書で紹介されている4つのタイプを見ていこう。

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タイプ1:支配的な人
1つ目は、他者を攻撃するのが得意で、支配闘争を好む「支配的な人」。自分の利益を優先することも多いタイプといえる。他者の信頼を失って孤立する場合が多く、幸せな人生を送ることは難しい。ただし、権力を握ってたくさんのお金を獲得すれば、人によっては人生の満足度が高くなるかもしれない。

タイプ2:評論家的な人
2つ目の「評論家的な人」は、常識や理想を語るけれど、実行が伴わない。このタイプは周囲に迷惑をかけることはないが、他者から信頼を得ることも難しく、人生において「幸せ」を実感できる機会は少ない。

タイプ3:依存する人
3つ目は、他者や社会に依存する気持ちが強く、人生の諸問題から目を背けてしまう「依存する人」。相手からもらうばかりで自分から与えようとしない人とは、誰も良い人間関係を結ぼうとは思わないはずだ。

 同書では、この3つのタイプを「幸せになれないひと」と定義している。では、どのようなタイプが「幸せになれる人」なのだろうか?

タイプ4:社会的に有用な人
他者に貢献する気持ちが強く、周りの人や社会を良くするために実際に行動を起こせる「社会的に有用な人」。他者への貢献を常に考えて行動すると、周囲の人々に良い影響を与えるばかりでなく、自分自身の充足感も増して自信が深まっていく。周囲も自分も良くなるように、具体的な行動を続けていくこのタイプこそ、「幸せになれる人」のあり方だと定義している。

 アドラー心理学の創始者、アルフレッド・アドラーは「目標さえあれば、自分の人生は思い通りに変えていける」と主張した。このタイプ分けもまさに同じで、それぞれが自分を知り、考え方と行動を変えるだけで、誰もがたった今から「幸せになれる人」だということである。

『超図解 アドラー心理学の「幸せ」が1時間で分かる本』
著:中野明
価格:1,200円(+税)
発売日:2016年5月26日(木)
出版社:学研プラス

※掲載内容は変更になる場合があります。