オンライン会議ではオーバーなリアクションをしろ? 現代社会人に必要なビジネスマナーをたった3コマのイラスト解説で身につける【書評】
PR 公開日:2026/5/22

新年度がはじまって2か月。5月の大型連休も過ぎて、研修を終えた新社会人が本格的に仕事へと打ち込みはじめる時期だろう。しかし、理想と現実のギャップもある。思い描いていた社会人生活との違いから“入社3か月の壁”に悩み、早くも離職を考えてしまう新社会人もいるという。
むこう数十年と続くであろう社会人生活を実りあるものにするためには、早くから基礎を身に付けておくのが大切。書籍『3コマでわかる ビジネスマナー』(井手奈津子/翔泳社)は、分かりやすいイラストと解説テキストで、社会人として必要となる基礎的なスキルを学べる1冊だ。
■コミュニケーションの基本「挨拶」に必須の心構え
本書では、項目に沿った前半のイラストと後半の解説テキストをセットで読むことによって、理解を深める作りとなっている。
テーマは「ビジネスマナー」だ。大きく3つの要素があり、上司や同僚、取引先とのコミュニケーションにおける「相手に対する思いやり」と、日常での「人間関係を円滑にする手段」、そして、業務で必須の「仕事上で欠かせないスキル」に分かれる。

例えば、コミュニケーションで欠かせないのは「挨拶」だ。「気持ちのよい挨拶は、よい人間関係をつくるきっかけ」になると、本書は伝える。

基本となるのは「あ:明るい笑顔でハキハキと」「い:いつでもどこでも」「さ:自分から先に」「つ:続けて行い習慣にする」の心構えで、警備や清掃の人、宅配会社など、職場で会う人たちすべてに意識を向けるのが重要。対面よりも表情などが伝わりづらいオンラインでのやりとりでは「オーバーなリアクション」を心がけるのも、大切だという。
■グループチャットでは「誰が・何を→どうする」を簡潔に
近年、より重宝されてきたのが、テキストでのコミュニケーションだ。なかでも、チャットツールの使い方についても、本書は具体的に解説する。

件名と本文で用件の詳細を伝えるメールと異なり、チャットツールでは「誰が・何を→どうする」が簡潔に伝わるよう、結論から入るのが重要。スタンプも使い、手軽にコミュニケーションできるとはいえ、ラフにはせず「仕事上のチャットであることを忘れず、丁寧な言葉を使うこと」が欠かせないという。
また、1対1だけではなく、グループチャットで複数のメンバーとやりとりをするときもある。そんなとき、意外と忘れがちなのが「To ◯◯さん」「@ ◯◯さん」といったメンションだ。相手が見逃すのを防ぐために「誰宛て」のメッセージかを明らかにして、分かりやすく伝える必要がある。
様々な「ビジネスマナー」を網羅した本書ではこのほか、電話対応や名刺交換などの実践スキル、さらには、昨今取り沙汰されるSNSとの向き合い方など、社会人として必須の知識を身に付けられる。手元に置いておけば、業務で迷ったときにもきっと役立つはずだ。
文=カネコシュウヘイ
