「次にくるマンガ大賞 2026」U-NEXT賞受賞作。迫害される少女たちが理不尽な運命に抗う――話題のダークファンタジー『WITCHRIV』が描く希望と絆
PR 公開日:2026/9/17

『少年ジャンプ+』で連載中の『WITCHRIV』(はくり/集英社)が、「次にくるマンガ大賞2026」において、特別協賛のU-NEXTから贈られる特別賞「U-NEXT賞」Webマンガ部門を獲得した。魔法使いが迫害される世界を舞台に、理不尽な運命に抗う者たちの戦いを描く本作。美しく繊細な作画と、善悪の価値観を揺さぶるストーリーが支持を集め、今回の受賞へとつながった。

「針糸の魔法(アルトアレ)」の使い手・ノナは、魔法使いであることを隠し、母とふたりで慎ましく暮らしていた。しかし、ある出来事をきっかけに、魔法使いを取り締まる「魔法監視局」に正体を知られてしまう。秘密を知る親友を失い、母も連れ去られてしまったノナ。ひとり逃げ延びた彼女が出会ったのは、「沈む魔法(メビジララ)」を操るミラミラだった。じつは彼女も、魔法監視局によって大事な兄と引き離されていた。大切な人を取り戻すため、ふたりは魔法使いのレジスタンス集団「クオベルタ」に協力を求めることに。彼らが現れたという街を目指し、危険な旅へと出る。

本作は序盤から、読者にひりついた緊張感を与え、容赦なく心を抉ってくる。周囲の目を警戒しながらの生活。ほんのささやかな「善意」が生んだ悲劇。まさにダークファンタジーと呼ぶにふさわしい展開から始まるが、本作は復讐劇ではない。すべてを失った者たちが、どん底から再び生きる希望を取り戻していく物語でもある。
ノナとミラミラの境遇はよく似ている。どちらも大切な人を思ってとった行動が、最悪の結果を招いてしまった。それでも母との再会を諦めないノナと、抗うことをやめたミラミラ。同じような痛みを抱えながら、まるで違うふたり。だが、どんな状況でも前を向こうとするノナの強い意志に突き動かされ、ミラミラの瞳にも再び光が宿る。
旅に出てからのミラミラは、意外にもしっかり者だ。親友を救えなかった後悔から、困っている人を見るとすぐに魔法を使おうとするノナを引き留め、ときには諭すことも。手を差し伸べた側と、差し伸べられた側。そんな関係を越えて、彼女たちは互いに背中を預けられる「相棒」になっていく。
だが、誰かを思う気持ちは、必ずしも相手に届くとは限らない。それを象徴するのが、旅の途中で出会った少年・ラロウドとギールのエピソードだ。血のつながりはないものの、かつて兄弟のように行動を共にしていたふたり。ある理由から敵として立ちはだかるギールに対し、ラロウドは彼を信じて「兄貴」と呼び続ける。思いがすれ違う様子がなんとも痛々しい。

『WITCHRIV』では、「人を大切に思う気持ち」を、無条件に美しいものとして扱わない。救いを与えることもあれば、思わぬ誤解や悲劇をもたらすこともある。そんな感情の複雑さを、一人ひとりの選択や関係性を通して丁寧に描いている点も大きな魅力だ。
なお、本作はU-NEXTの「ブック」コーナーで読むことができる。また現在U-NEXTにて、期間限定で単行本1巻の無料キャンペーンも実施中だ。この機会にぜひチェックしてほしい。

【「次にくるマンガ大賞2026」Webマンガ部門 U-NEXT賞受賞記念キャンペーン】
実施期間: 2026年9月17日(月)0:00 ~9月30日(水)23:59
対象:『WITCHRIV』1巻 無料
対象ページ:https://video.unext.jp/campaign/FTL0001563
文=倉本菜生
